トンネルは必ず抜けるものだ
待つものは必ず来るのだ
来たのかもしれない
郵便箱にポトリと音がする
杉山平一 「三月」
◇ 悲観論者をたとえて、
「雨ふれば下駄屋の息子を思い、
日が照れば傘屋に嫁いだ娘を思う」
などといい表すことがある。
親というものは例外なしに心配性だから、
どうしてもこうなる。
◇ ここで言葉を入れ替えてみると
どうだろう。
「日が照れば下駄屋の息子を思い、
雨降れば傘屋に嫁いだ娘を思う」
状況そのものは何ひとつ
変わっていないのに、
不思議と心が弾んでくる。
これを 楽観の効用 という。
◇ 今はどこの大学でも合否を,
ネットでの発表に切り替えている。
特に今年は、新型コロナウイルスの
拡大防止に向けて、
大学構内の掲示板での発表を
取り止めた大学が多数あるという。
◇ 今どき、郵便箱の音を待ちかねる人は
あまりいないだろが、
春の受験シーズンがめぐってくるたびに、
杉山平一氏の詩を思い出す。
雨上がりの青空をあおぎ見るように
「待つものは必ずくるのだ」と信じて、
今年春が巡ってきた家族は多いはずだ。
<今日の名言>
日本にはすべてが揃っている。
やる気さえあれば、最高の立地と言える。
柳井 正(ファーストリテイリング会長)
*われわれは最高の立地条件の中で
仕事をしている。あとはやる気だけ。
今日一日の人生を大切に!
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