本日打ち止めの行司の掛け声 vol.667

 

「腰」という字は、

      体を表す「月」と、

 

   大切な部分であるという意味の

   「要」が合わさって作られている。

 

この「腰」を使った日本の

伝統的なスポーツが相撲である。

 

◇ 相撲のことを

     腰胎(こしはら)文化 ともいう。

 

腰胎文化の本質は、太鼓腹ではなく、

足腰のしなやかな強さと

何事にも動じない心の強さである。

 

◇ 相撲は腰胎文化の華である。

 

    その凝縮としての相撲を体現したのは、

  なんといっても双葉山だ。

 

双葉山といっても

ご存知の方はそう多くはない。

 

トンビも知っている力士は大鵬からだ。

 

◇ その双葉山が不滅の69連勝が

    途切れたときに言った言葉が、

 

「われ未だ木鶏(もっけい)たりえず」

 

   である。 

 

木鶏とは木製の鶏のことだが、

強さを外に表さない最強の闘鶏の

たとえでもある。

 

地に足がついて何事にも動じない強さが

木鶏の強さだ。

 

◇ 相撲言葉には、独特の「からだ言葉」が

    数多くある。

 

「胸をかす」「死に体」

「肩すかし」「四つに組む」 など、

 

そのままコミュニケーションの場面に使っても

おもしろいものがたくさんある。

 

行司の掛け声で「はっきよい」が使われるが、

「はっきよい」とは発気揚々のことで、

 

気を発して戦え、

もっと気を発せよとの意味とされる。

 

今年も終盤を迎え、

そろそろ 「結びの一番」

番数(ばんかず)も取り進みましたるところ、

 

かたや輪島、輪島~、

こなた北の湖(うみ)、北の湖~

この相撲一番にて本日の打ち止めにございます。

 

「はっきよい」

「日本  残った、残った残った」

「はっきよい、日本!」

 

◇ 決して外交において「逃げ腰」「弱腰」

    「及び腰」になってはいけない。

 

 「死に体」「肩すかし」はもってのほか。

 

姿勢をただし、腰を入れて 

未来に向けて「がっぷり四つ」で臨んでほしい。

 

<今日の名言>

 目標は他人から与えられてはダメ。

 目標はいつも自分の中から

    生まれてくるべきなんだ。 

                   タイガー・ウッズ

 

 *与えられる前に自ら目指すものを考えましょう。

 

今年も大変お世話になりました。

年始は、16日から始めます。

引き続きよろしくお願いいたします。  

                                  トンビ博士

 

 

今日一日の人生を大切に!

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