座して死を待つ vol.595

 

「株(くいぜ)を守る」

    という言葉がある。

 

    このことわざは、その昔、

 

    ある農民が自分の畑にあった

     切り株にウサギがぶつかって

     死んだのを見て、

 

 「これはいい!」

 

 と思って、

 

 その後は何もせず、

 

ただひたすら 再び、

ウサギが切り株にぶつかる

ときを待ち続けた。

 

起こるはずもないのに。

 

そんな故事に由来する。

 

◇ 愚かにも程がある。

 

 だが実生活で、

   この農民と同じことをしている人が

 いるように思えて仕方ない。

 

◇ トンビは、こうした姿勢は

 「座して死を待つ」

 という行為に等しいと思う。

 

「座して死を待つよりは、

      出でて活路を見い出さん」

 

これは諸葛孔明の言葉だ。

 

武器を持ち戦うこともせず、

手をこまねくだけでじっと何もしない、

まさに農民の態度と同じように映る。

 

人生や会社の中で自ら行動することなく、

 

ただ時が流れるのを、

チャンスが訪れるのを、

 

待っていても何も変わらない。

 

自らの運命を押し開けるために、

チャンスを切り開くために、

 

リスクを怖れず、失敗を怖れず、

扉を叩きまくる必要がある。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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