デジタルが生み出したフラクタル構造の群れ社会 ② vol.551

 

◇ 1970年代にパーソナルコンピュータが

    出現したのが第一次情報革命。

 

インターネットが始まった

1990 年代から20 年間が

第二次情報革命といえるだろう。

 

そして2010 年代から

第三次情報革命が始まったと

トンビは見ている。

 

インターネットは

「群体=ネットワーク」だ。

 

世界を繋ぐ技術ができあがり、

社会がネットワーク化したことにより、

 

第三次情報革命が起こり、

社会が劇的に変わっていく。

 

◇ 孫正義氏は、

 

「過去20 年間で製造業の

  時価総額は 20 倍に成長したが、

 インターネット産業は720 倍になった」

 

   と語っている。

 

つまりインターネットは

現代の産業革命に値する。

 

こういう時代において、

大切なのは概念の発見ということになる。

 

いろいろなことが起きているのを

どういう言葉で表現するか。

 

その概念を発見するのが、

とても大事なことなのだ。

 

トンビは、「非構造の時代」になった

という概念を見つけた。

 

世界の構造が崩壊しつつある

ということになる。

 

◇ 構造とは、木があり、

    幹があり、太い枝があり、

 

    小さい枝になって葉っぱに至る

    という構図で、

    その図はそのまま会社の構造を表していた。

 

会長がいて社長がいて事業部長がいて

部長がいて、平社員が葉っぱだ。

 

家族も同じで、主がいて妻がいて

子どもがいて孫がいて……

 

みたいな構造を持った社会構造が

これまでは存在していた。

 

それが現代は、

バラバラになていることに

気づいているだろうか。

 

鳥の群れみたいに、

構造が壊れて群れに

なってしまっていることに。

 

◇ この「群れ」という概念が重要だ。

 

   今の社会は群れ社会に見える。

 

     群れとは群体のこと。

 

構造の時代にはボスが威張っていたけれど、

群れの時代では、全員がボスとなる。

 

また、構造では整理され分類でき、

明示できる「アドレス」を持っていいたが、

 

群れ、すなわちネットワークになると

整理されておらず、

分類できないしアドレスもない。

 

誰も守ってくれない。

 

これがネットワークの世界の状況なのだ。

 

ネットワークの世界がこの先、

どう変わるかはわからない。

 

しかし一つ言えることは、

全員がセンサーと頭脳を持つ

個体の群れになるということ。

 

全員がセンサー、感覚を駆使し、

全員がそれぞれの思想を

語るようになるわけだ。

 

ボスの命令だけを聞いていれば

済む社会ではない。

 

何でもない労働者が、

突然、社会を動かしてしまうことにも

なりかねない社会になってしまった。

                                            つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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