◇ 1970年代にパーソナルコンピュータが
出現したのが第一次情報革命。
インターネットが始まった
1990 年代から20 年間が
第二次情報革命といえるだろう。
そして2010 年代から
第三次情報革命が始まったと
トンビは見ている。
インターネットは
「群体=ネットワーク」だ。
世界を繋ぐ技術ができあがり、
社会がネットワーク化したことにより、
第三次情報革命が起こり、
社会が劇的に変わっていく。
◇ 孫正義氏は、
「過去20 年間で製造業の
時価総額は 約20 倍に成長したが、
インターネット産業は720 倍になった」
と語っている。
つまりインターネットは
現代の産業革命に値する。
こういう時代において、
大切なのは概念の発見ということになる。
いろいろなことが起きているのを
どういう言葉で表現するか。
その概念を発見するのが、
とても大事なことなのだ。
トンビは、「非構造の時代」になった
という概念を見つけた。
世界の構造が崩壊しつつある
ということになる。
◇ 構造とは、木があり、
幹があり、太い枝があり、
小さい枝になって葉っぱに至る
という構図で、
その図はそのまま会社の構造を表していた。
会長がいて社長がいて事業部長がいて
部長がいて、平社員が葉っぱだ。
家族も同じで、主がいて妻がいて
子どもがいて孫がいて……
みたいな構造を持った社会構造が
これまでは存在していた。
それが現代は、
バラバラになていることに
気づいているだろうか。
鳥の群れみたいに、
構造が壊れて群れに
なってしまっていることに。
◇ この「群れ」という概念が重要だ。
今の社会は群れ社会に見える。
群れとは群体のこと。
構造の時代にはボスが威張っていたけれど、
群れの時代では、全員がボスとなる。
また、構造では整理され分類でき、
明示できる「アドレス」を持っていいたが、
群れ、すなわちネットワークになると
整理されておらず、
分類できないしアドレスもない。
誰も守ってくれない。
これがネットワークの世界の状況なのだ。
ネットワークの世界がこの先、
どう変わるかはわからない。
しかし一つ言えることは、
全員がセンサーと頭脳を持つ
個体の群れになるということ。
全員がセンサー、感覚を駆使し、
全員がそれぞれの思想を
語るようになるわけだ。
ボスの命令だけを聞いていれば
済む社会ではない。
何でもない労働者が、
突然、社会を動かしてしまうことにも
なりかねない社会になってしまった。
つづく
今日一日の人生を大切に!
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