「人工無能仕事」で不幸になるのは「エンゲージメント」不足が原因 ② vol.521

 

ところで、日本のサラリーマンが

    世界最低レベルであるとされている

  「エンゲージメント」とは何だろうか?

 

 「エンゲージメント」には、

婚約、参画、参戦、しっくりかみ合うこと

などの意味があるが、

 

職場での「エンゲージメント」の定義は,、

 

仕事を自分事と感じ、楽しみ、

    組織に貢献しようとする

    従業員の自発的な姿勢・行動」である。

 

今世紀に入ってから欧米を中心に浸透し、

グローバル企業のリーダーの4分の3

エンゲージメントの向上のための投資を

強化しようとしている。

 

また、株式投資の投資判断の

指標とする動きまである。

 

周回遅れの感はあるが、

日本でも近年急速に広まりつつある。

 

「社員満足度」

   組織のパフォーマンスとの

   相関が見られないのに対し、

 

「エンゲージメント」

パフォーマンスとの相関が

実証されていることが特徴的だ。

 

「エンゲージメント」は社員の創意工夫や

「もう一歩」の努力にもつながるので、

生産性が高まることは納得できる。

 

◇ グーグル社やアップル社など

    シリコンバレーの新興企業は、

 

社員の「エンゲージメント」

低下することを恐れている。

 

ベンチャー時代が終わり、

安定期を迎えると、

組織は腐り始めることが多いからだ。

 

熱意のない受け身の人材を増やすことは、

すなわち生産性、創造性を落とす

ことになることを、

彼らは過去の事例から知っている。

 

「エンゲージメント」

    高いということは、

 

    単に一生懸命仕事をしている

   だけではないことがわかる。

 

それは、目的意識、当事者意識をもって、

チームと共に仕事に打ち込み、

 

自分を成長させながら組織の業績も

高めている状態なのである。

 

そこには、目標を達成し、自分も成長する、

という「楽しみ」が見られる。

 

どんなに我慢しても、

ボロボロになって残業をしても、

 

「楽しみ」を感じられなければ、

生産性は上がらないのである。

 

これもギャラップ社の

興味深い調査結果によると、

 

エンゲージしていない社員は

プライベートでも充実できていない

傾向があるらしい。

 

つまり、エンゲージしている社員は

精神的なストレスが少なく、

プライベートでも充実していることが多いのだ。

 

一方、同じ労働時間でもガマンばかりして

楽しんでいない人は精神的ストレスが多く、

 

仕事の生産性も上げられず、

プライベートでも負の影響を及ぼし、

 

結局空っぽの人生を歩むことになる

ということなのだ。

 

ここに日本のサラリーマンの

負のスパイラルから

脱却するためのヒントが隠されている。

 

「エンゲージメント」を高めることによって、

生産性だけでなく、

 

日本人の幸福度も世界水準まで

高めることができるのではないだろうか。

                                     つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

 

 

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