「老後」という概念のない世界を生きる ② vol.828

◇ ここに面白いデータがある。

 

  総務省が発表している

「労働力調査」に、

 

就業者の数字と雇用者の数字が

1953年(昭和28年)から載っている。

 

就業者とは働いている人、

雇用者とは雇われて働いている人で、

いわば会社員のことである。

 

その数字を見ると、

201812月時点での就業者数は

6668万人 で、

 

そのうち雇用者は、

5938万人 となっている。

 

つまり、働く人の中で会社員は

9割 を占めている。

 

ところが、195312月の統計を見ると、

その比率は 4割 にすぎない。

 

つまり、昔は今よりも

会社員がはるかに少なく、

 

自営業などで働く人が

多かったということになる。

 

日本が高度成長を続けて

    行く中で会社員が増え、

 

定年制度が定着するにつれて、

老後が大きくのしかかってくるように

なってきたのだ。

 

定年は仕事を強制的に

終了させられるようなものだ。

 

会社員が増えることによって

定年が一大事となり、

 

人生における最後にして

最大のイベントになってしまった。

 

社会構造は急に変わることはない。

 

   今後も会社員が

   働く人の中心である時代は続く。

 

定年したら、

「ハイ仕事はおしまい」ではなく、

 

生涯現役で働くことができる術を

今から準備しておく必要がある。 完

 

 

今日一日の人生を大切に!

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