日本再生には人間中心の江戸時代の価値観が必要 ① vol.488

 

◇ 世界的に景気後退が

     徐々に明らかになってきた。

 

米FRBは、利上げ停止や

資産縮小中止などを繰り出して、

株暴落を止めている。

 

日本は金融緩和を続行したことで

それはできない。

 

◇ 今までFRBは、

    株式市場の過熱感を心配して

    利上げを急いでいたが、

 

一転、今は株暴落を心配してFRBは、

方向転換したようである。

 

特に、トランプ大統領・パウエル議長

トップ会談後、FRBの行動は変わった。

 

◇ 景気の指標は本当に悪くなってきた。

 

バラ積貨物船の価格である

バルチック指数が大きく落ちてきたし、

 

米自動車ローン延滞も700万件超になり、

米家計債務総額が1,500兆円まで膨らんでいる。

 

景気後退の指標がでてはいるものの、

株価だけは26,000ドルを

目指して上昇している。

 

しかし上昇しているもの、そこには

過熱感はなく取引量も低調なままである。

 

◇ 強気派のロバート・シラー教授も

「今年のリセッション入りの

  高い確率があると見受けられる」と指摘し、

 

「人々が心配していることを

    示す一連の兆候がある。

    株式市場は最長級の強気相場でもあり、

    それが近いうちに終わりを迎える

    との感覚がある」と語った。

 

しかし、パウエルFRB議長は、

 

「リセッションの可能性が

    高まっているとの感触はない」

 

と否定した。

※リセッション: 景気後退

 

米国はいま景気弱気派と強気派の

拮抗した状態なのかもしれない。

 

◇ 日経平均は、市場取引の7割の

    海外投資家の買戻しと日銀ETF買いにより、

    NY株価と同様な動きになっている。

 

今のところ戻り相場で

かろうじて21,000円を維持している。

 

日本企業の方が、中国の影響を受けて、

企業業績の落ち込みが米企業より大きい。

 

自社株買いで株価の維持を

図る企業が増えたことで、

株価が逆に上昇している。

 

◇ 日銀・政府共に金融緩和と

    財政出動を今までずっと続けてきたことで、

    対応の政策が打てない。

 

というより、

低金利政策による地方銀行の赤字で

救済合併が増えてくることが予想できる。

 

銀行の収益確保ができず、

末端金融機関が資金はがしをして、

 

金融の流動性を失うことによる

日本経済の苦境は間違いない。

                              つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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