平成世代と昭和世代のジェネレーションギャップ vol.487

 

◇ 平成元年以降に生まれた

   “平成世代” が続々と社会人となり、

 

昭和世代とのジェネレーションギャップが

話題になったのもつい最近のことに思えるが、

 

そんな平成も2019年4月に終わりを迎え、

新たな元号へと改元される。

 

昭和の終わりに生まれた

80年代生まれ”  も

いまや職場では若手から中堅となり、

後輩となる平成世代と関わることが増えている。

 

ときにはそんな平成世代の後輩が持つ

斬新すぎる発想や行動に頭を悩ませたり、

年配の上司と後輩の間で板挟みにあったり。

 

 80年代生まれのビジネスパーソンであれば、

誰もが職場で少なからず平成世代との

ジェネレーションギャップを

感じたことがあるはずだ。

 

そこで、平成が終わるこのタイミングで、

“平成生まれの生態” を紹介する。

 

◇ ソニー生命保険株式会社が、

    平成生まれの男女(20歳~28歳)と

   昭和生まれの男女(52歳~59歳)を

   対象に実施した調査によると、

 

「自らが考える理想的な仕事とは?」

質問をしたところ、

 

<平成生まれの人>

「給料の高い仕事」と回答した人  56.7%

「やりがいのある仕事」と回答した人 43.3%  

 

<50代の昭和生まれ人>

「給料の高い仕事」と回答した人 38.3%

「やりがいのある仕事」と回答した人 61.8%

 

平成世代の考え方は、

やはり昭和世代と大きく異なっている。

 

また、「同じ職場で長く働きたいか」

という質問に、

 

「ステップアップのために転職したほうがいい」

と回答した人が、

 

平成世代は 32.2%

昭和世代では19.8%  だった。

 

一度就職した会社で努力して出世するよりも、

自らのキャリアアップのために

転職する方が平成世代にとっては魅力的。

 

そもそも同じ会社にずっといようと

思っていないから、

 

いずれは関わらなくなるであろう

上司や同僚との飲みニケーションよりも、

プライベートの充実に重きを置くのかもしれない。

 

◇ では、平成生まれの後輩との

    飲みの席などで話題になりそうな、

「恋愛についての考え方」についてはどうだろう?

 

たとえば、「恋愛に対して積極的(だった)」

と答えているのは、

 

平成生まれの男性で 32.4%

女性で 45.6%  となっており、

 

まさに草食男子や肉食女子と

いった言葉を連想させる。

 

さらには、デート代の支払いについて、

「男性が多く支払うべき」

答えた平成世代は 52.4% となっており、

 

“ワリカン派”も 47.6% と拮抗している。

 

72.2% 「男性が多く支払うべき」

考えている昭和世代と比べると、

この点では大きなギャップがある。

 

仕事や恋愛に対する考え方も、

世代間のギャップはあって当たり前のもの。

 

「平成生まれの後輩の

       発言や行動にイライラしてしまう…」

 

そんな人にとって、

今回の改元のタイミングで、

改めて平成生まれの “生態” を

把握しておくことが、

 

平成世代とうまく関わるための

第一歩となるのではないだろうか。

 

ましてや、80年代に生まれた

ビジネスパーソンの多くは、

 

あと20年もすれば平成どころか次の元号を

背負った○○世代の部下を持つことになる。

 

自分たちが若手から中堅へと

差し掛かるいまのうちに、

 

後輩や部下の新しい発想や行動を

理解する柔軟さをもって、

 

世代間のギャップをものともしない

コミュニケーション力を

高めておきたいところだ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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