◇ ある外資系企業の社長がある番組で
このようなことを言っていた。
彼は30代で日本企業から転職した。
前職時代はとにかく猛烈に
働いていたそうだ。
午前0時前など、
帰ったことがなかったという。
それが職場では当たり前になっていたし、
ある意味でプライドのようなものに
なってしまっていた。
トンビの前職場も彼とまったく同じであった。
社員はフレックスタイムで、バラバラに出勤。
それをすべてカバーするため、
朝は7時から夜は12時過ぎまで、
毎日毎日。
◇ ところが、その社長はイギリス系の
会社に転職してロンドンに勤務して、
驚くことになる。
誰もそんな長時間労働している人は
ひとりもいなかった。
もっといえば、
「誰もそんな人を尊敬しない」
ということがすぐにわかったという。
尊敬されるのは、
「ファミリーを大事にする人」
だった。
どんなことがあっても、
自分の家族を犠牲にしてまで
仕事をしろとは絶対に言わない。
それが当たり前の発想だった、と。
自分は日本でとんでもないことをしていた、
と彼は反省することになった。
◇ しかし、これはまだまだ
日本では普通に見られる光景だ。
そういえば、こんなことも言っていた。
休暇というものは、
「2週間とって ようやく休みだと言える」
とわかった、と。
欧米人はとにかく休みを長期間取る。
そしてバカンスに出かけていきます。
なんとなく人生を家族とともに
楽しんでいるように、
そんな風に見えてしまいます。
◇ 人的資源管理理論に「新しい報酬」
という概念がある。
仕事と生活を調和できる状態が
社員にとって「新しい報酬」という考え方だ。
男性も女性も家事、育児をシェアして
私生活を楽しむ時代に突入してきた。
「新しい報酬」が用意できなければ、
その企業によい人材が
集まらないということだ。
グローバル化が進む時代、
こうした発想が日本にも
まちがいなく浸透していく。
出遅れないようにしなければならない。
<今日の名言>
軽い運動は、向神経薬である少量のプロザックと
少量のリタリンを服用するのと同じ効果がある。
医学博士 ジョン・J・レイティ
*人間は適度の運動をして、
それでバランスが保てる動物です。
仕事ばかりではなく、運動する時間も必要です。
今日一日の人生を大切に!
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