これからの新しい価値の作り方 vol.273

 

◇ 日本の企業は、絶え間ない改善で、

    世界に評価されるヒット商品を

    生み出してきました。

 

 

しかし残念なことに、

21世紀は誠実なもの作りだけでは、

人々の支持を得られない時代になってきました。

 

 

◇ ものがあふれる次代、

 

     需要よりも供給が上回り、

 

     いくら市場調査をしても

     人々のニーズが見えなくなっています。

 

このため企業や調査と開発に

時間をかけるよりも、

 

とにかく作って市場に出す傾向を

強めています。

 

コンビニには毎月何百という新製品が並び、

そのほとんどがあっという間に消えていきます。

 

それが現代の風景です。

 

 

◇ そんな使い捨ての時代にではありますが、

    長いあいだヒットを連発している

    エンタテイメントがいます。

 

例えば  「AKB48」

       や

   「乃木坂46」

 

ネットで音楽が手に入る時代に、

CD販売の新記録を作りました。

 

そのCDには  

 

   ①握手会に参加できる 

 ②今購入すると特権がつく

 ③買った私だけが総選挙に投票できる 

 

     という3つの価値があります。

 

 

この新しい価値を作ったからこそ

「AKB48」「乃木坂46」

大ヒットにつながったのです。

 

◇ ここには今後の事業を生み出す

    ヒントがあります。

 

① 所有から   参加へ  

② いつもから   今だけへ   

③ 誰にでもから  私だけへ

 

言い方を変えると 

 

「参加型にして、限定にして、

         あまねくではなく、あなただけ」

 

 

多様性の時代、

商品にもこのような仕掛けが必要です。

 

そう、

仕掛けないと売れない時代なのです。

 

 

<今日の名言>

 

悲観の中に生まれ、

懐疑の中で育ち、

楽観の中で成熟し、

幸福感の中で消えていく              

                   相場の格言

 

*世の中が悲壮感につつまれたときが
 まさに勝負時ということです。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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