本物と贋物を見抜く力を養う vol.255

 

◇ 骨董の鑑定は、

 

     ・直感的な目を鍛えること

 

     ・さまざまな裏付けを見つけるための知識

 

この二つが必要だそうだ。

 

 
そのなかでも究極は「直感」だということ。

 

 
◇ いま骨董界の重鎮となっておられるある方は、

     若い時期、上野にある国立博物館に通いつめ、

 

     毎日同じものを見に行った。

 

 

     そうすると、

     ある時期を過ぎたあたりから、

 

ある特定の茶入れなどが

大きく見えるようになり、

脳裏に残るようになった。

 

 
そしてそういう経験をくり返すことにより、

 

贋物を見たときに、

理屈抜きに「おかしい」

見抜けるようになった。

 

 
つまり

トレーニングすることによって、

 

いいものか、悪いものの区別が

わかるようになってくるということ。

 

 

そのためには、ある時期、

 

    いいものだけを見る

 

    いいものだけに接する

 

ということが、

上達のためのポイント

ということになる。

 

 
◇ また、骨董の世界だけではなく、

    芸術作品全般や演奏のプレーの

   善し悪しが、理屈でわかるのではなく、

 

直感でわかるような段階に

飛躍をはかることが重要だそうだ。

 

 
そのためには、

しばらく悪いものを見ないようにして、

いいものを見る訓練をする。

 

そういう時期を経ると、

悪いものを悪いとわかるその判断が分析ではなく、

 

直感的にわかるようになる。

 

そのことが大切だ。

 

 
◇ この感覚は骨董だけでなく人間でも

     同じではないだろうか。

 

    この人は本物なのか、

 

    それとも贋物なのか、

 

見抜く力を我々は養わなければならない。

 

 
そのためには、本物に集中的に接し、

 

そしてその間、

けっして悪い人と接しないように心がけ、

 

本物のコードパターンを

脳裏に焼き付ければいいのだ。

 

 
そうすれば、

「贋物を見抜く力」

養うことができるようになる。

 

 
まずは、いままでつき合っている

まわりの人達を判別することから

始めてほしい。

 

ただし、

 

まわりが贋物だらけの場合は、

 

あなた自身が  「鈍感」

もしくは

「正真正銘の贋物」

である可能性があるので注意が必要だ。

 

 

<今日の名言>

運命はな、ドン・キホーテ。

災難にあっても、

一方の扉をかならず開いて、

救いの道をのこすのじゃ。

 セルバンテス 「ドン・キホーテ」

 
*災難にあっても、
  かならず扉がどこかにあります。

  意気消沈することなく、
  その扉を探してみましょう。

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください