文明について   vol.791

地球上には

  さまざまな文明や文化がある。

 

このような文明や文化の違いは、

まず考え方や行動にも表れる。

 

つまり、文化・文明により

「ものの見方」が全く違ってくるのだ。

 

「ものの見方」が違えば、

同じデータや情報をインプットしても、

 

アウトプットの結果は

全く違うものになってしまう。

 

このアウトプットの結果の違いが

双方に微妙な思考のズレを

生んでいるということになる。

 

この微妙なズレを、

心のどこかで感じつつも、

 

欧米の違うルールで

どんどん進んでいく社会に流され、

 

いつのまにか日本人らしさが

失われているということになる。

 

ところで、

 みなさんは海外寿司を

 食べたことがあるだろうか。

 

アボガドが巻いてあったり、

エビ天が巻いてあったり。

 

マンゴーソースや

チリソースがかかっていたり・・・。

 

多くの日本人は

「こんなのはお寿司じゃない!!」と言うが、

これは日本の寿司とは違う。

 

現地の文化をうまく取り入れて

発展した海外の寿司なのだ。

 

では、インド人が日本のカレーを見て

「こんなのカレーじゃない!」 と言ったら、

何と答えるだろうか?

 

おそらく 

「これは日本のカレーだ。何が悪い!」

と言うだろう。

 

本来、日本人は、海外のものを柔軟に受け入れ、

日本流にアレンジし発展させるのが得意なはず。

 

つまり「和魂洋才」のバランス感覚が

これからは必要だ。

 

養老猛氏は文明について、

 このように言っている。

 

日本という国は教育や訓練によって、

技術やノウハウを人に蓄積させてきた

『人の文明』 である。

 

それに比べて西欧の社会は

人を育てるよりも道具の進歩によって

社会を機能させる『道具の文明』と言える。

   『江戸の智恵』(PHP研究所)より

 

「人の文明」「道具の文明」

バランスよく融合させることが、

 

これからのグローバルな世界を

生き抜くコツである。

 

<今日の名言>

人生は石材なり。

これに神の姿を彫刻するも

悪魔の姿を彫刻するも、

各人の自由である     

エドマンド・スぺンサー(イングランドの詩人)

 

 *人生にどんな彫刻をするかは本人しだい。

  何が起きても、それは神の仕業ではなく

  自分の責任として考える。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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