◇ 人類史上かつてないスピードで
進行する少子高齢化と、
それに起因する競争力低下や
社会コストの増大という重大な懸念がある。
国外を見れば、人口急増と
新興国の経済発展にともない、
エネルギーや食料の需給問題が浮上し、
さらには、世界秩序の崩壊と
紛争リスクの増大といった課題が
深刻の度を増しそうだ。
そこに「AIの覚醒」が割り込んでくると
技術革新の波が重層し、
状況を一層複雑にしていく。
マニュアルどおりにやることがいいという
価値観で小学校から育ってきた世代は、
マニュアルどおりにやることが
得意なAIにとって代わる。
このような状況をサラッといえば、
世界は激動の様相を呈しており、
そのなかでも我が国は、その影響を最も強く
受けるであろうということだ。
◇こうした環境の急激な変化は、
望むと望まざるとにかかわらず、
私たちにも変化を強いる。
いままで築きあげた産業構造は
跡形もなく破壊され、
その更地に新たな秩序が
構築されることになるだろう。
このとき私たちがなすべきことは、
変化の本質を読み解き、
「未来の社会課題」を
「これから顕在化するニーズ」と
読み替え、
破壊と再生をチャンスとすることだ。
そのために私たちは自らを
問い直さなければならない。
これから自分たちはどこに
向かおうとしているのか。
その選択は本当に正しいのか?
「世界の未来」は
変えられないかもしれないが、
「自分の未来」は
自ら選ぶことができるわけだから。
世界の方向を見極め、
Compasses over Maps
地図を捨てコンパスを持って飛び出そう!
「自分の未来」へ
今日一日の人生を大切に!
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