河井継之助に学ぶ「劇薬のススメ」   vol.193

 

◇ 先月、仕事で新潟県を訪れた。

 

 時間があれば 河井継之助 の ふるさと

 長岡藩に出向いてみたかったが、

 それはかなわず。

 

  
  無くてはならぬ人となるか、

  有ってはならぬ人となれ。

  沈香(じんこう)もたけ、屁もこけ。

  牛羊となって人の血肉に化してしまうか、

  豺狼(さいろう)となって

  人類の血肉を喰らい尽せ。

 

沈香 : 熱すると強い芳香を放つ香木

 

◇ 幕末の越後長岡藩士、河井継之助は、

 官軍に抵抗し、長岡城の戦闘で銃創を負い、

 会津に逃れる途中死に絶えた。

 

「彼が薩摩か長州に生まれていれば、

   われわれの財布には彼の名前と顔が

  印刷された紙幣が入っているだろう」

 

と述べたのは、司馬遼太郎氏 であった.

 

まさに幕末の動乱が生んだ傑物のひとりであった。

 

◇ 彼の語録には、こういう言葉もある。

 

  人間は 棺桶に入れられて、

 上からふたをされて、釘を打たれて、

 土中に埋められてしまった後の

 心にあらざれば、何の役にも立たぬ

 

 
 ずいぶん過激な文章が続くが、

 

「決して薬にも毒にもならない人間になるな」

 

と言いたかったのだろう。 

 

毒にも薬にもならない人間は何もなせない。

 

そして人は薬にばかりなりたがる。

 

しかし、何かを激変させる力があるのは、

薬ではなく毒のほうだ。

 

では、どうすれば、

自分の中で劇薬を精製することができるのか。

 

「いつも身体を張り、

  リスクを負って、ぶつかること」

 

いつもほどほどで安全に

仕事をしている人間は、

永遠に劇薬を手に入れることはできない。

 

 

<今日の名言>

 電車と女は追うな。 

 すぐにまた来る。 
  
   オーストラリアの格言

 

*これしかない!と血迷ってはいけません。

 すぐにまた次がきます。

 

今日一日の人生を大切に!

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