タモリ・ストーリー ②   vol.1027

突然乱入したタモリを、

  ひとりが冗談で、

 

 インチキ中国語で

 なじったところ、

 

 タモリはそれより数段うまい

 インチキ中国語で返答したため、

 

 一瞬にして意気投合。

 

実はこの部屋は、

 

ジャズピアニストの山下洋輔氏と、

そのメンバーの部屋であった。

 

ふと、時計を見たら夜中の3時過ぎ。

 

会社員だったタモリは、

「いけねえ、明日は会社だ」と、

帰ろうとしたところ、

 

山下氏が「ちょっと待て」と。

 

「ところで、あんた誰なんだ?」

 

タモリは一言、

 

「私、森田です」 

 

と言って帰っていった。

 

◇「面白いヤツが博多にいる!

  あいつにもう一度会いたい」と、

 

 その場に居合わせた人たちは

「森田」探しをすることになる。

 

「この男はジャズ・ファンに違いない」

と確信した山下氏は、

 

博多のジャズバーに

「モリタ」という名前の男はいないかと

片っ端から問い合わせたという。

 

その後、とあるジャズバーから、

 

「喫茶店の変人マスターでは?」

 

という情報が入り、

 

タモリと山下氏は再会することになった。

 

この時期、タモリは転職して

   喫茶店のマスターであり、

 

ウィンナ・コーヒーを注文すると、

ウィンナーソーセージが入った

コーヒーを出すなど、

 

地元では奇妙なマスターとして

有名であった。

 

再会後は、山下トリオが九州に行く際に

共に遊ぶ仲間となり、

 

山下のエッセイで

しばしば取り上げられる、

知る人ぞ知る存在となった。

                               つづく

 

 

<今日の名言>

成功の秘訣は、目的遂行に対する

首尾一貫した姿勢である。

    ベンジャミン・ディズレイリ(政治家)

 

*ブレない自分の軸を作ること。
   一貫した姿勢ができれば
「自分らしさ」を表現できる。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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