成果ではなく納得を追う       vol.1003

成果主義はアメリカから

    やってきたと言われているが、

 

それが広がった背景には、

アメリカ独自の開拓文化が

大きく影響した。

 

新しいものを切り開いた人が、

アメリカを作ってきた。

 

だから、何かを創り出した人や、

目に見える結果を残した人を、

 

評価していきましょう、

という考え方が定着した。

 

しかし成果主義にはちゃんと事前に

用意されているものがあった。

 

それは、勝者に対しても敗者に対しても

しっかりしたフォロー体制だ。

 

勝敗があるわけだから、

    精神的にも揺れる。

 

    そこで、いろいろなドクターを

     常駐させている。

 

日本では見落とされがちだが、

ときには勝者も甚大なストレスを受ける。

 

だからアメリカの大企業では、

出世すれば、

 

メンタルドクター、

ヘルスドクター、

コーチの3つが付くケースすらある。

 

成果主義の残酷さを、

アメリカはよく理解している。

 

ところが、日本は勝者に対しても、

     敗者に対しても、

 

 何のフォロー体制も

 整備することなく、

 成果主義だけを取り入れてしまった。

 

表面だけ都合よく拝借して、

中身がスッポリ抜け落ちていた。

 

これでは、

傷ついて心の病気を抱える人が

発生するのは当然である、

 

とコンサルタントは言う。

 

つまり、仕事のの成果だけを

追ってはいけないということ。

 

そこには、フォローアップの体制が

必要だということだ。

 

会社とか部署とかにカウンセラーが

常駐できればいいのですが

それはムリ。

 

そうなるとある程度、

管理者がその役割を

担っていく必要がある。

 

ある科学者の話を思い出した。

 

 「成果」を問うてはいけない。

      問うべきは「納得」である と。

 

 もとより成果には、

 運の要素がある。

 

ひょんなことで成果を上げ、

出世してしまえば、

その勲章が本人を苦しめかねない。

 

それよりも、 

「自分自身が納得できたかどうか」

 を追いかける。

 

誰かが決めた「いい仕事」ではなく、

自分で決めた「いい仕事」に挑めば、

モチベーションは保てる。

 

トンビ自身、

強く意識している仕事哲学のひとつだ。

 

 

納得のいく「いい仕事」に挑もう!

 

<今日の名言>

人生は気球に似ている。

高く上がるためには、荷物を降ろして

上昇を妨げるものを捨てなければならない。   

「人生を変えるレッスン」
ラファエル・ジョルダノ  より

 

何かを得るためには、

   何かを捨てなければならない。

 

今日一日の人生を大切に!

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