琥珀色の朝焼け  vol.746

朝焼けの色を琥珀に例えたのは

    宮沢賢治である。

 

まもなく東のそらが

黄ばらのように光り、

琥珀いろにかがやき、

黄金(きん)に燃えだしました・・・  

                  童話「水仙月の四日」

 

窓明かり、おぼろ月、ひれ酒、

    賢治の朝焼けも含めて、

 

  琥珀色から連想するものはさまざま。

 

暖かな色合いをした、

天然樹脂の化石である。

 

琥珀はギリシャ語で

   「エレクトロン」という。

 

こすると静電気を帯びるところから、

「電気」を意味する英語の

語源にもなっている。

 

琥珀のなかにはトラが棲む。

 

古代中国ではトラの魂魄(こんぱく)が

地下に潜って琥珀になったと信じられ、

「虎魄」という表記もあったらしい。

 

世の中、コロナ一色ではあるが、

生計を暖める知恵は絞りつつも、

 

飢えたトラ(コロナ)には

くれぐてもご用心あれ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください