あなたは75歳まで働けますか?① vol.515

 

 厚生労働省は公的年金の

    受給開始年齢を75歳まで

    繰り下げられるようにする

    検討に入った。

 

毎月の年金額は65歳開始に比べて

2倍程度とする方向だ。

 

いまは70歳開始が上限だが、

一段と高齢になってから年金を

もらう選択肢をつくる。

 

働く高齢者を増やす呼び水にし、

 

元気な高齢者に社会保障を支える側に

回ってもらうのが狙いだ。

 

◇ 公的年金をもらい始める年齢は

    現在6070歳の範囲で

    加入者が選ぶことができる。

 

政府は20182月に閣議決定した

「高齢社会対策大綱」で、

 

70歳超への繰り下げを

認めることを検討する方針を

打ち出しており、

 

受給開始を何歳まで認めるかが

最大の焦点になっていた。

 

19年は公的年金制度の持続性を確認する

     5年に1度の財政検証の年にあたる。

 

厚労省は今夏までにまとめる

検証結果を踏まえ、

 

社会保障審議会で受給開始年齢を

75歳まで繰り下げる案を軸に議論する。

 

20年中に関連法改正案の国会提出を目指す。

 

◇ 公的年金は国民年金と

   厚生年金の2階建てになっているが、

 

両制度とも70歳までの繰り下げ受給を

可能にしたのは30年以上前。

 

この間、平均寿命は男女ともに

6歳程度延び、

 

元気に暮らすことができる

「健康寿命」も長くなった。

 

70歳を超えても元気に働く

高齢者は増えている。

 

「人生100年時代」をうたう政府は

現在65歳までの雇用を企業に義務づけている

高年齢者雇用安定法を改正し、

 

70歳まで就業機会が確保される

社会づくりを目指す方針だ。

 

◇ 厚労省はこれに合わせて

    年金の受給開始時期の選択肢も広げ、

 

70歳を超えても働き続ける

高齢者を支援する方針。

 

人口減と少子高齢化が進むなかで、

 

支えられる側から支え手に回る

高齢者を増やす狙いだ。

                     つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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