ビジネスとスパイが一体化している中国 ②     vol.435

 

◇ あなたはパスポートを

    いくつもっているだろうか?

 

トンビは、もちろん ひとつだ。

 

普通、ひとつしか持てない。

 

ところが孟氏は8通もっていて、

その名前が違う。

 

人が複数のパスポートを持ち、

偽名を使っている。

 

これは、どういう意味なのか?

 

そう、孟氏は、

中国の諜報員スパイということだ。

 

他に考えられない。

 

◇ ファーウェイは、スマホシェアで

    世界2位の中国を代表する企業だ。

 

その会社のCFOが、

中国のスパイを兼務している。

 

要するにこいうことだ。

 

中国という国は、

政府とビジネスが一体化している。

 

そして、政府がビジネスより上にある。

 

誰かがビジネスで成功しつづけたければ、

政府のいうことを聞かなければならない。

 

孟氏のような優良企業の

次期CEO候補でさえも、

諜報をしなければならない。

 

もうひとつわかりやすい例をあげてみよる。

 

◇ 2017年1月、トランプが大統領になった。

 

当初彼は、非常に反中で、

中国は活発な「懐柔工作」を行っていた。

 

そんな状況の中で、

アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)は

2017年1月9日、トランプと会談。

 

「米国に100万人規模の雇用を創出する」

 

と約束した。

 

ちなみに、ソフトバンクの孫正義社長も

16年12月6日、トランプと会談して

「5万人の雇用を創出する」と宣言した。

 

馬雲の約束は、孫氏の実に20倍。

 

2人の「動機」の違いも重要。

 

孫氏は、「自分の金儲けのために」

トランプに会った。

 

一方、馬雲会長は「習近平の指令」により、

トランプを懐柔するために」会った。

 

BBCのキャリー・グレイシー氏は、

こう書いている。

 

「中国では民間企業にさえ

共産党の末端組織が存在しており、

 

国家の戦略的利益となると

政府の命令に従うよう求められる」

 

トランプ・馬雲会談については、

ジャック・マー氏は任務を背負っており、

政府の方針にも沿っていた。

 

アメリカでは、

金持ちが政治家を支配している」といわれる。

 

つまり「金権政治」である。

 

一方、共産党の一党独裁国家・中国では、

2兆円以上の資産をもつ馬雲氏でさえ、

習近平の命令に逆らえない。

 

それどころか、

「お国のため」には

 他国の大統領の「懐柔工作」もする。

 

日本には、米中覇権戦争がはじまって、

中国を擁護する人もたくさんいる。

 

しかし、

「覇権国家は

 他の国にその体制を押しつける」

 

ことを理解してほしい。

 

かつてソ連の支配下にあった国々は、

どこも「共産党の一党独裁」であった。

 

中国が覇権国家になれば、

日本だって共産党の一党独裁

になる可能性がある。

 

そして、あなたが大きな会社の社長でも、

共産党に奉仕することを強要される。

 

あなたはそんな国に住みたいだろうか?

 

トンビは、

 

「安倍首相の悪口をいっても

            逮捕されない日本」

 

でありつづけてほしいと思う。 
            完

 

今日一日の人生を大切に!

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