「韓国うは言うことを聞け」と叱責したトランプ大統領 ① vol.392

 

◇北朝鮮への援助再開に動く

    文在寅(ムン・ジェイン)政権。

 

トランプ大統領が叱り飛ばした。

 

10月初旬、トランプ大統領が

ホワイトハウスで

 

「韓国は米国の承認なしに何事もできない」

 

と語った。

 

それも、3度も繰り返したのである。

 

米国の大統領が公開の席で

「韓国は言うことを聞け」と叱ったのだ。

 

◇この発言を受けて、

    韓国では反発の声も起きた。

 

「承認(approval)」との言葉使いに

「属国扱いされた」と怒りをあらわにした。

 

朝鮮半島の王朝は長い間、

中国大陸の王朝に朝貢していた。

 

このため韓国人は「属国待遇」されないか、

いつも神経を尖らせている。

 

◇ 独自制裁に限らず、韓国が国連の決めた

     対北制裁も破り始めたとの認識が

     すでに米国で広がっている。

 

9月の南北連絡事務所開設を名分に韓国は、

国連が禁輸品目に定めた

石油製品80トンを北朝鮮に渡した。

 

2017年4-10月には政府系の

韓国電力の子会社が北朝鮮の石炭を購入した。

 

これも国連制裁を破る行為になる。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は、

 

「韓国企業が制裁破りしているとの

米国政府の警告を、韓国政府は無視した」

 

と書いている。

 

「南北関係の改善のため」を言い訳に

対北援助の再開に動く韓国。

 

米国は苦虫をかみつぶした顔で見ていたが、

ついに大統領自身が怒ってみせた。

 

◇ 国務省が運営するVOA(アメリカの声)は

    もっと明確に韓国を批判した。

 

「韓国は米国に従え。制裁解除などするな」

 

ということだ。

 

要は、文在寅大統領は金正恩

(キム・ジョンウン)委員長に

騙されていると指摘した。

 

そこで大騒ぎになった。

 

そのうえ国務省や政府系メディアなど

ワシントンが一体になって韓国批判を始めた。

 

◇ 怒ったのは、暴言で有名な

   トランプ大統領だけではなかった。

 

韓国国内の朝鮮日報は社説で

痛烈に文在寅政権を非難した。

 

「北の核武装を助けるつもりか」

 

朝鮮日報がついに言ったな、という感じだ。

 

韓国の保守はこう疑っている。

 

文在寅政権は南北和解を掲げ、

北朝鮮への援助に前向きだ。

 

しかし援助すれば北の非核化が遠のくのは確実。

 

というのに援助を異様に急ぐ。

 

やはり、親北派が要所を占めるこの政権は

北朝鮮の指示で核武装に協力しているのだな――

 

状況証拠は十分にあるが、

ただ、文在寅政権はなかなか尻尾を出さず、

口では「非核化」を唱える。

 

政権と対立する朝鮮日報も

 

「北の核武装を幇助するつもりだ」

 

と指摘しにくかった。

 

しかし米国の大統領が

文在寅政権を叩き始めたので、

同紙もハラを固め書いたのだろう。

                                         つづく

 

 

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