生きるヒント満載の宮本武蔵「五輪書」  vol.135

 

「五輪書」は、宮本武蔵の著した兵法書。

 

      熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で

      執筆されたと言われています。

 

      五輪書は、単に剣術や兵法の書に

     とどまりません。

 

     武蔵自身、

 

  いずれの道においても人にまけさる所を知りて、

   身を助け、名を託する所、是 兵法の道なり

 

     と書いている通り、

 

   その極意は、社会のあらゆる道にも

   通じるものであるといいます。

 

◇ 宮本武蔵は「五輪書」

「水の巻」の中で、こう説いています。

 

    観見二つの事、

 

 観の目強く、見の目弱く、

 

 遠きところを近く見、

 近きところを遠く見る事、

 

    兵法の専(もっぱら)也

 

 物事を見るには、常に「マクロの目」

 「ミクロの目」の二つの目で見ることが

   大事であるといっています。

 

 「観」とは心で観ること、

    仏教でいうところの「観智」

 

 つまり

   「物事一切を観察して、

    根本のことわりを悟る智恵」のこと。

 

 「見」とは肉眼で見ることです。

 

 戦いや戦闘の際には「大きく広く目配り」し、

「観の目」を強く、「見の目」は弱くして、

   遠いところを的確に捉え、

   身近なところの動きから大局をつかむ。

 

◇ また、目の球は動かさないで、

    両脇を見ることも大切だと、

    武蔵は説いています。

 

 これを我々の仕事に適用すると、

 

 「仕事はマクロで捉え、

          ミクロで考えることが重要である。」

             

                                 という意味になります。

 

 世の中の動きや経済活動、景気循環、

    株価・為替・金利・地価などの動向、

 あるいはお客様の嗜好の変化、

    売れ筋商品のトレンドなどの

 

   「大局」を見捉えながら

 何をしなければならないのか、

    どのように行動するか等を考えることが重要です。

 

 会社や上司から言われるままに

    仕事をするのではなく、

    マクロで捉え、ミクロで考える習慣は

   大事ではないでしょうか。

 

<今日の名言>

最も強いものが生き残れるのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残るのは、変化できる者である。    

                    ダーウィン 「種の起源」

 

*みなさん!時代の流れに変対応できてますか? 

   対応できないと生き残ることができなくなります。

 生き残りが危ぶまれる生物を絶滅危惧種と

   呼んだりしますが、会社もいっしょです。

 絶滅危惧種にならないよう変化に対応していきましょう。

 

今日一日の人生を大切に!

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