コロナウイルス感染の先にある「もっと大きな危機」 vol.946

日本の2020年度の一般会計税収は、

  55兆円 前後となる見通しだ。

 

 これは当初の予想を 

 8兆円も下回る

 

リーマンショック以降では

最大の下方修正になる。

 

その結果、税収不足から

赤字国債の増発が必要となり、

 

2020年度の新規国債発行額は

初の 100兆円超え 

確実と言われている。

 

今後さらに新型コロナウイルスの

感染拡大が続けば、

 

追加の財政支出が必要となり、

日本の財政状態は悪化が加速する。

 

国債の増発は、債券マーケットの

  需給関係を悪化させ、

 

 通常であれば長期金利の

 上昇をもたらす。

 

しかし、現状は日銀が市場で

長期国債を買い入れることにより、

金利上昇を抑えこんでおり、

 

既に発行された国債の半分以上は

日銀が保有しているため、

 

日銀の抱える金利上昇リスクは、

かなり大きくなっていることが想像できる。

 

もし財政再建どころか、

 財政赤字の拡大が続けば、

 

市場金利の上昇か

日銀の信用リスクの顕在化 の、

 

いずれかがマーケットの

大きな問題となると予想できる。

 

また、日銀の流動性供給は、

  資産インフレにつながり、

 

リスク資産を保有している富裕層が

さらに資産を増やし、

 

経済格差を広げる要因と

なっていくことは間違いない。

 

目の前にあるコロナウイルスへの対策も

しっかりやる必要があるが、

 

その先にある経済的な危機への対応も

それと同じくらい、

いやそれ以上に重要になる。

 

お金に関する正しい知識を持ち、

リスクを取って行動することができれば

この危機を乗り切ることができる。

 

自分の資産は自分で守っていくしかない。

 

これから来る「大きな危機」に向けて、

いまからしっかり準備しておこう!

 

 

今日一日の人生を大切に!

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