◇ 香港紙
『South China Morning Post』
ウェブサイト記事に、
「日本の菅首相はその権威主義的な
アプローチを重視するが故に
ソ連の独裁者スターリンを文字って
スガーリンというあだ名がついている」
という皮肉な記事が掲載された。
◇ そして菅首相は、
この不名誉なあだ名を、
地で行くような愚策を
次々投入しようとして、
さらに国民の反感を買い始めている。
◇ 菅政権は昨年、
「GoToトラベル」や「GoToイート」
といった不思議な政策を強硬してきた。
しかし、首都圏を中心に感染が
拡大したら一転して、
午後8時閉店の要請に従わなければ
店名をさらすだけでなく、
科料(つまり罰金)を徴収するといった
強引な姿勢を振りかざし始めた。
また感染者が入院を拒否した場合には、
刑事罰を科すことも検討しているというが、
そもそも入院したくても
入院できない人達には、
一体どのように対応するつもりなのかが
問われる状況だ。
◇この菅政権には、
とにかく政策参謀もいなければ、
軍司も忖度役人も存在しないという話は
発足当初から有名であった。
しかし、役人を脅かしては
従わせてきたがゆえに、
国の一大事の事態に陥っても
役人が率先してはせ参じて、
事態に対応するということは
まったくなくなってしまった様子だ。
◇ 安倍前総理における下足番の
今井補佐官のような人物も存在せず、
常にそばにいるのは
例の国交省上がりの和泉補佐官と
二人の公安・警察官僚だけのため、
この泡沫トリオが考え出すのは
国民への厳しい罰則ばかりだ。
新型コロナは結局のところ
「国民が悪い」という結論に至るのは
さもありなんといった状況に見える。
◇ 厳しく国民を規制するというのは
まさに往年のスターリンのやり口で、
さすが「スガーリン」などという
あだ名がつくだけのことはある、
といった体たらくな状況に陥っている。
◇ そんな絶望的な状況の中で
あのビルゲイツと電話会談を
実施したとの話が流れてきた。
ゲイツ氏は自らの財団で新興国の人々に
ワクチン接種ができるドネーションを行うなど、
オリンピック年に連動して
イベントを開催していることから
電話会談を行う流れになったのであろう。
しかし、なんの決め手もないままに
「必ず東京五輪を開催する」などと
余計なコミットをしてしまい、
これも物議を醸しだす
大きな材料になりつつある。
つづく
今日一日の人生を大切に!
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