◇ ”残り時間” の過ごし方を
綴って忘れがたい文章がある。
「いのち」の終わりに三日ください。
母とひなかざり
貴方と観覧車に
子供達に茶碗蒸し
日本一短い手紙「一筆啓上賞」の
秀作品である。
◇ 子どもの頃、
毎年くる「ひな祭り」を
楽しみにしていたのだろう。
そして、彼氏ができ
最初のデートで観覧者に
乗ったのだろう。
結婚し、子どもができ
みんなが好きな茶碗蒸しを作っている、
そんな光景が目に浮かぶ。
たぶん、筆者の脳裏には、
この3つの光景が焼きついていた。
最後に、人生の最後にもういちど
あの光景を再現できればと。
◇ 残り時間が無情にも
区切られるのは 「いのち」
だけではない。
「ひかり」のときもある。
いつ失明しても不思議でないーー
医師からそう宣告されたとき、
人は何をするのだろう。
その人は土俵に立つことを選んだ。
◇ 2010年名古屋場所に
力士としてデビューした
大相撲の序の口西29枚目、
「徳島」 の記事。
まだ有効な治療法のない目の難病、
レーベル病によって徐々に失われた視力は、
左目0.01 右目0.3
「目が見える限り、土俵に立ちたい」
という。
その人には今日の突き一つ、
押し一つが ”わがいのち” に違いない。
コロナ禍の直撃を受けた角界ではあるが、
異例の事態の中、初場所が始まった。
今年初めの 渾身のひと突きを!
<今日の名言>
いつもしていることをし続けていれば、
いつも得ているものしか手に入らない。
ジャック・キャンフィールド
*これはなかなか奥が深い。
違うものを得たいのであれば
これまでの自分の考えや行動を
チェンジさせるしかない。
今日一日の人生を大切に!
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