残り時間の過ごし方   vol.929

 ”残り時間” の過ごし方を

   綴って忘れがたい文章がある。

 

「いのち」の終わりに三日ください。

 

母とひなかざり 

貴方と観覧車に 

子供達に茶碗蒸し

 

日本一短い手紙「一筆啓上賞」

秀作品である。

 

子どもの頃、

  毎年くる「ひな祭り」を

  楽しみにしていたのだろう。

 

そして、彼氏ができ 

最初のデートで観覧者に

乗ったのだろう。

 

結婚し、子どもができ 

みんなが好きな茶碗蒸しを作っている、

 

そんな光景が目に浮かぶ。

 

たぶん、筆者の脳裏には、

この3つの光景が焼きついていた。

 

最後に、人生の最後にもういちど 

あの光景を再現できればと。

 

残り時間が無情にも

 区切られるのは 「いのち」

 だけではない。

 

ひかり」のときもある。

 

いつ失明しても不思議でないーー

 

医師からそう宣告されたとき、

人は何をするのだろう。

 

その人は土俵に立つことを選んだ。

 

2010年名古屋場所に

     力士としてデビューした

      大相撲の序の口西29枚目、

 

 「徳島」 の記事。

 

まだ有効な治療法のない目の難病、

レーベル病によって徐々に失われた視力は、

 

 左目0.01 右目0.3 

 

「目が見える限り、土俵に立ちたい」

という。

 

その人には今日の突き一つ、

押し一つが ”わがいのち” に違いない。

 

コロナ禍の直撃を受けた角界ではあるが、

異例の事態の中、初場所が始まった。

 

今年初めの 渾身のひと突きを!

 

<今日の名言>

いつもしていることをし続けていれば、

いつも得ているものしか手に入らない。

    ジャック・キャンフィールド

*これはなかなか奥が深い。
 違うものを得たいのであれば
 これまでの自分の考えや行動を
 チェンジさせるしかない。

 

今日一日の人生を大切に!

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