家で看取る場合の対処方  vol.928

◇ 病院で看取る場合は

    何の問題もない。

 

家で看取る場合は、

事前に準備しておかなければ

ならないことがある。

 

「たとえば朝起こしにいったら

 死んでいた場合、

   どう対処したらいいのか?」

 

まだ息があれば救急車を呼べるが、

亡くなって見つかった場合、

どのようにするべきか。

 

◇ 結論から言う。

 

  往診してくれる医師を

  探して事前に頼んでおくことだ。

 

在宅で死亡した場合、

主治医が「死亡診断書」を

書いてくれれば何も問題はない。

 

死亡診断書を書いてくれる

主治医を探しておくことだ。

 

◇ ほとんどの場合、

  親族が亡くなったら、

 

死んでいるにも関わらず

救急車を呼んでしまう。

 

親族の死に直面したときに、

どれだけ冷静でいられるか? 

 

それはわからない。

 

冷静に対処できればいいのだが、

通常、家族は慌ててしまい、

取りあえず救急車を呼んでしまう。

 

救急車を呼んで、

救急車が到着して、

 

親族が亡くなっていることがわかったら、

救急車はそのご遺体をそのままにして帰る。

 

そしてすぐ警察に連絡が入り、

 

(多分、連絡するように
  義務付けられているのだろう)

 

救急車の代わりに

おまわりさんがやってくる。

 

◇ おまわりさんが来たら、

  そこから家族全員の事情聴取が始まる。

 

要するに、

 

誰かが殺したのではないか?

 

という疑問を晴らすために、

家族全員から事情聴取をする。

 

おまわりさんは、

 

親族が誰かに殺されたのではないか? 

 

という疑問が晴れるまで質問する。

 

家族全員に1人づつ、

それは丁寧に質問を繰り返す。

 

そんなことを、

事情聴取をされた遺族から

聞いたことがある。

 

「殺人犯扱いされた」と怒っていた。

 

◇ 質問は、

 

誰が遺産相続人になるのか? 

 

どのくらい遺産があるのか? 

 

昨夜、亡くなった親族と

喧嘩した人はいなかったか? 

 

家族関係・仲の良さ悪さ等、

 

あらゆることを聞かれるそうだ。

 

家族全員の数時間に及ぶ

事情聴取のあとで、

やっと解放されることになる。

 

◇ この事情聴取を受けないで

  済ませる方法はたった1つだけだ。

 

親族が亡くなっていたときに、

絶対に救急車を呼ばないことだ。

 

では、親族が亡くなっていたら

どうすればいいのか? 

 

それは、救急車を呼ぶのではなく、

 

     主治医を呼ぶ!

 

そして、主治医に来てもらって、

死亡診断書を書いてもらえばいい。

 

そうすれば警察もおまわりさんも来ないし、

不愉快な事情聴取を受けることもない。

 

◇ 今からでも遅くはない。

 

  往診をしてくれる医師を探すことだ。

 

通常、往診を引き受けてくれる医師ならば、

死亡診断書を書いてくれる。

 

もちろん、万が一のときに

死亡診断書を書いて貰えるかどうか

確かめておいたほうがいい。

 

万が一のときだけ往診をお願い出来るか

死亡診断書を書いてくれるかどうかを

聞いておこう。

 

コロナ禍の時代、

どの家庭にも大いに考えられることである。

 

今日一日の人生を大切に!

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