夢はサッサとあきらめることが大切 ④   vol.904

もうひとつ、

 完全燃焼感を得るうえで

 必要な要素は、

 

「自分の仕事のスタイルはこうだ」

 という型のようなものを

 持っている実感だ。

 

それは対人アプローチであったり

タイムマネジメントであったり、

 

部門でのリーダーシップのとり方

であったりと様々だが、

 

「こうすればおおむね

    一定の成果が出る自信」

 

「こういう進め方が自分にとって

     モチベーションが上がる」

 

「こういうやり方が

   爽やかな気分で集中できる」

 

という自分自身の固有のスタイルを

持っているという確信があるかどうか。

 

これがなければ、仮に転職しても

結果が出せない可能性がある。

 

なぜなら、自分の仕事のスタイルが

ある程度固まっていなければ、

 

商品や顧客が変われば応用が

利かないことがあるからだ。

 

たとえば営業職として

  自分のワークスタイルに

    自信があれば、

 

見込み客の発掘、アプローチ、

相手の課題の引き出し方、

 

商品提案のやり方、

クロージングという一連のプロセスは、

 

商品や顧客が変わっても、

それなりに柔軟に対応できるからだ。

 

だから、もしそういうワークスタイルの

確立実感を持っていないとしたら、

 

いまの仕事に必要な勘所を

押さえていないだけでなく、

 

自身もまだ試行錯誤しているような

グラグラな状態であるといういこと。

 

これでは転職しても

良い結果になる可能性より、

再び迷い始めるリスクの方が高くなる。

 

そういう人はまず今の仕事で

手ごたえを感じるまで

努力したほうが良さそうだ。

 

そこで「やはり転職が望ましい」

  という結論になった場合には、

 

  次の仕事を選ぶ際に重要なのは、

  会社の名前や規模、

  年収や福利厚生などではない。

 

「自分の未来に

     つながる手段かどうか」

 

という軸だ。

 

自分の視野を広げ視座を高く持つには、

本業以外の周辺の事業の構造や環境を

知ることも役に立つ。

 

そして仮に一時的に年収が

下がったとしても、

 

その仕事は目的に近づく手段であり、

学びながらおまけに給料までもらえるため、

本来は躊躇などないはずだ。

 

いずれにせよ重要なのは、

  やはり前述の、

 

「自分の人生をどのように展開し、

      何を成し遂げたいか」

 

という目的を持ち、

 

「そのためには

   どういう仕事を選ぶべきか」と、

 

あくまで仕事は手段であるという

冷静さを持つことだと思う。

 

それにはやはり,

 

「自分の理想の人生とは

              かくあるべし」

 

という目的が必要ではないだろうか。

 

夢を実現できないのであれば、

サッサとあきらめ、

 

次の夢に向かって進むことが、

理想の人生への近道だろう。 

                             完

 

 

今日一日の人生を大切に!

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