死ぬ時は貯金ゼロを目指そう!  vol.888

トンビの友達の爺ちゃんが

   亡くなった時、

 

預金通帳に残っていたのは

わずか300円足らずだった。

 

彼は子ども心にそれを見て、

 

「おじいちゃん、カッコいい」

 

と思ったそうだ。

 

お金持ちになるのは

  素晴らしいことだが、

 

それを使わずに死ぬのは、

決して良いことではない。

 

使っていれば景気は良くなるし、

救える命もある。

 

未来を創る若者に

投資することだって、

できたかもしれない。

 

人は、すべからく死ぬ時

 「ゼロ」を目指すのが良い。

 

 こう説いたのが、本日ご紹介する一冊、

 DIE WITH ZERO ゼロで死ね。』だ。

 

 

著者は、アメリカ領ヴァージン諸島を

拠点とするコンサルティング会社

BrisaMaxホールディングス」の

CEOであり、

 

かつてウォールストリートの

トレーダーとして成功した

ビル・パーキンス氏。

 

現在は、1億2000万ドルの資産を抱える

ヘッジファンドのマネージャーで

ありながら、

 

ハリウッド映画のプロデューサー、

ポーカープレーヤーの顔も持つ人物で、

これが処女作となる。

 

著者は本書の前半で、

 われわれが人生の喜びを

 先送りしすぎている事実を嘆き、

 

   こう警鐘を鳴らしている。

 

残念なことに、私たちは喜びを

先送りしすぎている。

 

手遅れになるまでやりたいことを我慢し、

ただただ金を節約する。

 

人生が無限に続くかのような気持ちで。

 

では、

 どんな生き方をすればいいのか。

 

 著者は、こう説いている。

 

人生の充実度を高めるのは、

そのときどきに相応しい経験なのだ。

 

時間と金という限りある資源を、

いつ、何に使うか──。

 

この重要な決断を下すことで、

私たちは豊かな人生を送れるのである。

 

・人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」

・金を稼ぐことだけに費やした年月は
 二度と返ってこない

・まだ健康で体力があるうちに、
 金を使ったほうがいい

・金ではなく、健康と時間を重視すること。
 それが人生の満足度を上げるコツ

・死ぬ前に後悔することトップ2

 ①勇気を出して、もっと自分に忠実に
  生きればよかった。

 ②働きすぎなかったらよかった。

・「死ぬまでにやりたいことリスト」に
  期間を設定すると見えてくるのは、
  物事にはそれを行うための
  相応しい時期がある、という事実だ

・人生のある段階で、まだ経験から多くの
 楽しみを引き出せる体力があるうちに、
 純資産を取り崩していくべき。

 

ウォールストリート出身の

  著者だけあって、

 

 人生の残り時間に必要な

 お金の計算方法から、

 

資産をいつどのように切り崩すか、

寄付・相続はいつがいいかまで、

 

具体的に述べている。

 

後悔しない豊かな人生を送るために、

すべての方におすすめしたい内容だ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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