モンスター現る!    vol.797

モンスターが今たくさん

  日本に現れている。

 

 コロナによる「自粛警察」

 その一種かもしれない。

 

一番最初に話題になったモンスターは、

学校という教育現場である。

 

「モンスター・ペアレンツ」

 

という名称で日本各地に現れ、

先生たちに襲いかかった。

 

「うちの娘が何で学芸会で

  主役ではないのですか」

 

と攻撃してくる。

 

かつて 学校の先生は

  保護者から一目置かれていた。

 

 学校の中の出来事は

 先生におまかせして、

 

余計な口出しをしないというのが、

一般的な保護者像であった。

 

ところが誰もが大学に進学して、

保護者たちの学力が向上していった頃から、

様子が変わった。

 

高学歴の保護者からすると、

 

 学校に就職した先生たちは、

 大企業に就職できずに

 公務員という安定志向を望んだ、

 

その程度の存在にしか

思えないのかも知れない。

 

トンビの世代までは、

  父親が激高して

 「学校に文句をつけてくる」と叫んでも、

 

 母親が、

「お願いだからそれは止めて。

 他の親たちに対して恥ずかしいから、

 余計なことはしないで」

 と止めることがあったが、

 

今は 両親揃って学校に

抗議に行くことが多いようだ。

 

世の中にあふれている

  モンスターは学校だけではない。

 

  さまざまな場所にも現れる。

 

病院に登場したのが、

 

「モンスター・ペイシェント」

 

である。

 

近年、患者による看護師への

セクハラが増加しているという。

 

退院を拒否する入院患者や、

インターネットの情報を集めて、

 

医師の処方箋に文句をつける患者など、

医療現場では新しい問題が起きているようだ。

 

 では、現代人は、

  なぜモンスターになるのか。

 

 その理由は明確のような気がする。

 

日頃の人間関係が壊れていて、

 

これまで当たり前のようにして

身につけてきたコミュニケーションの作法が

忘れ去られているからだろう。

 

モンスターにならないよう、

日々気をつけなければならない。  

 

<今日の名言>

金をなくしても、何も失わない。

誇りをなくせば、多くを失う。

勇気をなくせば、すべてを失う。       

        ユダヤ人の諺

 

*金よりも勇気が大切。
 リスクを怖れずまずは挑戦してみましょう。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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