情報の三角測量 vol.762

「情報の三角測量」

  という言葉がある。

 

SNS等で我々が受け取る情報は、

発信者によって必ず

「歪み」が生じた形で発信されている。

 

そこで、受け取った情報を100%

真に受け取るのではなく、

 

客観的に捉えるように努めるという

「バイアスの補正」を常に心がけなければ、

世界を正しく理解することはできない。

 

たとえばGPSを利用した

  カーナビなんかも、

 

地球の軌道上に飛んでいるGPS衛星を

3つ同時に捉えることにより、

 

緯度、経度だけでなく高低まで捕捉でき、

地球上で自分の位置が明確になる。

 

同様に、あるひとつの情報だけでは、

事の信憑性を把握できずに、

 

自分の進む方向を判断することも

できないというわけである。

 

また「三角測量」

  似たような言葉で

 「三角貿易」という言葉がある。

 

辞書で調べると、

 

二国間の貿易では

収支の均衡がとれない場合、

第三国を介入させて

全体の収支の均衡を図り、

貿易量を拡大しようという貿易方法。  
        (三省堂 大辞林)

 

といった説明がでてくる。

 

そこで得られた情報を

さらに他者に流通させる。

 

そんなサイクルを繰り返すことによって、

自身を富ませる、

 

そして他人も富ませることが

可能になるのではなかろうか。

 

◇ そして、この情報のやりとりは

 原則として対面で行われるため、

 

お互いの生きた情報、鮮度の高い情報、

内輪話でしかやりとりされない情報が

入手できるようになる。

 

このような交易を継続的に

実施することによって、

 

活字のみから得た知識による

博覧強記ではなく、

 

人を介して得た生々しい情報を

持つ人間となるための有効な一手段と

なるのではないかと思われる。

 

◇ このように

情報の三角測量」「情報の三角貿易」

というメタファーをもつことは、

 

情報交換という交易における

我々の大きな利点となるのである。

 

<今日の名言>

会社で働くなら知恵を出せ。

知恵のないものは汗を出せ。

汗も出ないものは静かに去って行け。

    土光敏夫(元経団連会長)

 

*知恵と汗のバランスが大事です。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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