緒方洪庵の「医戒」     vol.760

大村益二郎は、もともと

    村医者の子に生まれた。

 

そこで彼が最先端の蘭学や兵学を学び、

ついには日本の陸軍をつくる

という大仕事をやってのけた。

 

司馬遼太郎は、大村の他にも

緒方洪庵 松本良順 といった

医者に対して非常に温かい目を向けていた。

 

松本は今の順天堂のもとをつくった人。

 

 その緒方洪庵の適塾には、

  福澤諭吉、大村益次郎、

  松本良順 らがいたが、

 

司馬遼太郎の「花神」のなかで

緒方洪庵の「医戒」

大村が暗誦する場面がある。

 

医師がこの世に存在している意義は、

ひとすじに他人のためであり、

 自分自身のためではない。

 

これが、この業の本旨である。

 

ただおのれをすてて

人を救わんことをのみ願うべし。

 

人の命を救うという面で

合理主義が発揮される医者の姿に、

 

本来の人間の崇高さのようなものを

司馬遼太郎氏は感じとっていた。

 

医療従事者のみなさん!

  お疲れさまです。

 

この時期にみなさんに

お世話にならないように心掛けます。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください