◇ 大村益二郎は、もともと
村医者の子に生まれた。
そこで彼が最先端の蘭学や兵学を学び、
ついには日本の陸軍をつくる
という大仕事をやってのけた。
司馬遼太郎は、大村の他にも
緒方洪庵 や 松本良順 といった
医者に対して非常に温かい目を向けていた。
松本は今の順天堂のもとをつくった人。
◇ その緒方洪庵の適塾には、
福澤諭吉、大村益次郎、
松本良順 らがいたが、
司馬遼太郎の「花神」のなかで
緒方洪庵の「医戒」を
大村が暗誦する場面がある。
医師がこの世に存在している意義は、
ひとすじに他人のためであり、
自分自身のためではない。
これが、この業の本旨である。
ただおのれをすてて
人を救わんことをのみ願うべし。
人の命を救うという面で
合理主義が発揮される医者の姿に、
本来の人間の崇高さのようなものを
司馬遼太郎氏は感じとっていた。
◇ 医療従事者のみなさん!
お疲れさまです。
この時期にみなさんに
お世話にならないように心掛けます。
今日一日の人生を大切に!
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