◇ 最近の若者の価値観を一言で表すと
トンビは「保守的」という言葉を選ぶ。
ほとんどの国において、
若い人のほうが高齢者に比べ、
リスクを取っていろんな事に
挑戦しようとするが、
日本は若い人ほど保守的だと
トンビは思う。
◇ 例えば、仕事では、
失敗しないように、
必要最低限のことだけやって
事業拡大や利益拡大より、
ルールを守ること と
コンプライアンス遵守を大切にする。
◇ 買い物では、絶対に損しないように
レビューをしっかり見て、
評価が高くコスパがいいものを
選ぶ傾向にある。
◇ また、人間関係では
欠点を誰にも知られないよう、
失敗を誰にも見られないよう、
細心の注意を払って行動をするか、
そもそも何も行動しない。
その結果、最低限の仕事をして
人前で酔ったりせず、本音を話さず、
コスパが良く、誰もが認めるものを買って、
淡々と暮らしている。
◇ そして、リスクを取ったり
失敗を見せたり、余計な話をしたり、
高い買い物をする昭和世代のオヤジを
馬鹿だと思っているのかもしれない。
◇ というわけで、オヤジが
飲み会に誘って、高い酒を頼んで、
世界を変えようとか、夢を熱く語ると
煙たがられるので、注意が必要だ。
◇ そういえば、思い出したことがある。
昭和時代、結婚すべき理想の男性は、
「3高」 と言われた。
つまり、
「高学歴」
「高収入」
「背が高い」
これが、理想の男性であった。
しかし最近は、
「4低」 と言われている。
「低姿勢」
「低依存」
「低リスク」
「低燃費」
昭和の時代とまったく真逆である。
お互い依存しない、
金のかからない男性が
求められているのである。
◇ リスクを避け大人しく、
つつましく暮らす、
公務員みたいな人ばかりになったら、
つまらない世の中になるなと思うが、
これも時代の流れであり、
この生き方が主流であり、致し方ない。
ちなみに、この価値観の弊害は、
イノベーションが生まれず
国際競争力が落ちるということを意味する。
日本の未来は決して明るくない。
今日一日の人生を大切に!
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