年金制度に準じた働き方改革、いつまで働けばいいの? ① vol.561

 

◇ 人生100年時代にあっては、

     年金を何歳からもらうかが

    これから個人にとっての重要テーマになる。

 

実際、今行われている議論を観察していると、

「一律に受給開始年齢を引き上げる」

ということではなくて、

 

「何歳から年金をもらえるかは自分で決める」

 

という制度を目指しているように見える。

 

◇ 現在、年金は

   「65歳からもらえる制度」

     というイメージがあるが、

     一律でははない。

 

正確には、

繰り上げ、繰り下げの制度があるため、

 

6070歳の間の好きなタイミングを

                         選んでもらえる制度」

 

ということになる。

 

例えば、60歳からもらえば年金額は

標準額より大きく下がる一方、

70歳からだと大きく上がる。

 

◇ 今議論されているのは、

    70歳以降の繰り下げ受給の選択肢を

   増やすことができるかどうかということ。

 

繰り下げた場合は年金額を増額する

インセンティブが当然検討されているが、

 

決して受給開始を70歳以降に

一律に引き上げるアプローチは含まれていない。

 

つまり、

 

65歳以降に受け取り始めると

  年金額が増額され、その年齢は

  70歳以降とすることもできる」

 

というように、

 

一人ひとりのライフスタイルに応じて、

年金の受け取り方は多様化していく

ことになる。

 

この制度は19年の財政検証を踏まえて

3年程度で導入される見通しだ。

 

◇ 年金の受け取り可能年齢に達した場合、

   これからは、自分の体の健康と雇用条件に

   留意しつつ、

 

引退時期を自由に決められるようになる。

 

しかし、何歳まで働くかは

かなり難しい問題だ。

 

そこでトンビ流の「目安」

次の回で示してみたいと思う。

                               つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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