中国の人質外交は常套手段 ② vol.456

 

◇ 日本にしても、2010年、

    尖閣諸島海域で海上保安庁の巡視船に

    体当りした中国漁船の船長を逮捕した後、

 

その報復として、

「中国で軍事施設をビデオ撮影していた」

ということで、

 

フジタの社員4人が逮捕されたことがあった。

 

◇ 日中関係が悪化したここ数年も、

     日本人が相次いでスパイ容疑で

     逮捕・拘束されるようになった。

 

2015年以来、8人の日本人が

スパイ容疑で逮捕されている。

 

もちろん日本政府は

このスパイ容疑を否定している。

 

◇ 中国はいまなお、

     外交的に都合が悪くなると、

 

国内で外国人を逮捕してカードに使う

という野蛮な国家であることを認識すべきだ。

 

司法もマスコミも共産党の支配下にあり、

人権などまったく無視。

 

中国にビジネスや旅行で行くということは、

それだけで非常に危険なことなのだ。

 

◇ このように、他国民をスパイ容疑で

     次々と捕まえている中国だが、

 

中国自体がスパイ国家であり、

だから世界各国が警戒しているわけだ。

 

ファーウェイも、情報を中国に勝手に送るソフトが

機器に組み込まれていると言われてきた。

 

そもそもファーウェイ創業者は

人民解放軍出身であり、

 

諜報活動を国家から命じられていることは、

当然のこととみなされている。

 

独裁国家であり、

党の命令が憲法よりも上位にある国だからこそ、

こうした疑いがどうしても拭えない。

 

中国政府が世界各国の大学に設立している

「孔子学院」も、中国の諜報センターで

あることが北米の公安機関の調査で明らかになり、

 

「学問の自由を脅かす存在」として、

次々と閉鎖させられている。

 

◇ 中国は古代からスパイ国家であり、

    孫子の兵法には「用間」篇があり、

 

スパイの大切さを教えている。

 

また、明王朝時代には、

近衛軍の錦衣衛から東廠、西廠、内行省など、

 

スパイ機構をつくり、官・民のすべての

生活を監視していた。

 

明が中国史上でもっとも暗黒時代だったと

いわれるのは、人々をスパイの監視によって

がんじがらめにしていたからだ。

 

そこまでしないと、

民を統制できないのであろう。

 

それは「易姓革命」の国

としての定めなのかもしれない。

 

◇ ことに習近平は、権力集中については

    まだ途上であり、デジタル技術で

     監視していないと、

 

体制を守りきれないという不安が

あるのだと思う。

 

◇ ところで、中国で逮捕されたカナダ人は、

    たいてい親中派の人々だ。

 

いざというときに、

一番危ないのは親中派である。

 

いつどういう理由で逮捕されるかわからない。

 

自分は親中派だから大丈夫だと

思っている人が中国で逮捕される。

 

そして、中国のスパイにとって

スパイ天国なのは日本。

 

日本は中国からのスパイが

約1万人はいると推測されている。

 

日本では安保問題への関心が比較的薄く、

ことに孔子学院の活動についての

関心がほとんどない。

 

だから日本では北米ほど

「学問の自由を守る」ために

摘発するようなことがなく、

 

各大学が反日活動の砦と

なってしまうわけだ。

 

日本人は、中国のことをもっと勉強し、

中国人に対する認識を改める必要がある。

                                                

 

 

今日一日の人生を大切に!

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