◇ では、
これはトランプの指示なのだろうか?
その可能性は低い。
今のアメリカは、なんでもかんでも
トランプの思い通りというわけではない。
たとえばトランプは、就任当初から
ずっとプーチンロシアと和解したがっている。
しかしそのたび邪魔が入り和解できずにいる。
今回の件も、「米中休戦を望まない」有力者、
あるいは有力グループが、
首脳会談の日に逮捕させたのではなかろうか。
◇ もちろん、中国は激怒している。
中国政府は、孟容疑者がカナダで
逮捕されたことに怒りをあらわにしており、
米中貿易戦争の終結に向けた取り組みが
中断に追い込まれる懸念が高まっている。
(AFP=時事 12月7日)
これで「米中休戦」がダメになる
可能性が高まったということだ。
そんな中、12月12日、孟晩舟氏の保釈を、
カナダの裁判所が認めた。
保釈金は1000万カナダドル(約8.5億円)。
追跡装置を身につけたり、
パスポートを押収されるなどの条件が付く。
◇ 孟氏逮捕が意味することは?
これを、BBCがうまくまとめている。
つまりこれはどういうことなのか。
「両国ともグローブを脱いだ。
遠慮はおしまいで、本気の戦いが始まる」
米国のこの動きが、
世界の2大経済大国の関係にとって
何を意味するか、
直視すべきだ。
事態は劇的に悪化したのだから。
(BBC NEWS JAPAN12月7日)
この部分を政府関係者は毎日、
朝起きたら読み、
寝る前に読み、
風呂で読み、
トイレで読むべきだ。
そう、
「米中戦争がはじまった」
ということを認識しなければならない。
2018年は「米中戦争がはじまった年」になる。
日本は、アメリカと中国の間を
フラフラしてはいけない。
アメリカから「裏切り者」といわれないよう、
慎重に行動する必要がある。
◇ そういえば、日本政府は、
先日素晴らしい決断をした。
政府、省庁通信機器から中国2社排除
(ファーウェイ、ZTE)ー安全保障上の懸念で
という見出しが載った。(時事12/7)
政府は7日、中国通信機器大手
の華為技術(ファーウェイ)と
中興通訊(ZTE)の製品を
各府省庁や自衛隊で使う情報通信機器から
事実上、排除する方針を固めた。
こんな感じで、日本はアメリカより
半歩後ろを歩いく以外道はない。
◇ 「80年周期説」によれば、
2025年頃一つの時代が終わり、
その後、新たな世界秩序が生まれる。
日本は、今の世界秩序では「敗戦国」であった。
中韓に100万回詫びても、
「日本は一度も謝罪していない」
と非難されてきた。
それもこれも、「戦争で負けたから」だ。
◇ 2025年、世界戦争において
日本は「戦勝国」にならなければならない。
決してリアルな戦争ではなく、
外交や貿易や経済において他国に
負けてはならないという意味である。
日本が戦勝国になるか敗戦国になるか、
まさに「2019年の動き」にかかっている。
完
今日一日の人生を大切に!
よいお年をお迎えください。
来年は1月4日からスタートいたします。
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