サラリーマンの副業のススメ vol.301

 

◇最近、会社員の副業が話題になっている。

 

    副業はひと昔前であれば、

   多くの企業で禁止されていた。

 

「そんな余裕があるのなら

         会社の業務にもっと精を出せ」

 

「情報漏洩のリスクがある」

 

              といった理由からだ。

 

◇ 現在、副業を容認している企業は

     2割足らずとの調査もある。

 

しかしながら、厚生労働省は2018年1月に

「副業・兼業の促進に関するガイドライン」

を作成。

 

モデル就業規則の

「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」

という規定を削除し、

 

「原則的に副業を認めるべきだ」と方針転換した。

 

兼業をほとんど認めてこなかった従来方針を改め、

NPO法人や非政府組織(NGO)などの

「公益的活動」を目的とした兼業に限り認める方針だ。

 

この法案が成立すれば

民間にも波及することは間違いない。

 

「働き方改革」の一環として、

個人の様々な知識・スキル獲得を

促す方向に舵を切ったわけだ。

 

それは、企業の終身雇用という枠組みが崩れ、

個人レベルの力量が試される時代が

到来するであろうと

政府も薄々感じているからであろう。

 

◇ もちろん、これによって副業を認める会社が

    一挙に増えるかどうかはわからない。

 

    少なくとも従来よりは積極的に

    取り組む企業が出てきそうだ。

 

副業容認はこれまではIT(情報技術)系

の企業が主流でったが、

 

報道によると、新生銀行やユニ・チャームと

いった企業にも広がっているようだ。

 

これからの社員のキャリアや

自立についての支援を考えると、

 

副業は今後、重要なテーマ になる。

 

いろいろ制約はあるものの、

勤務先の企業が副業を認めているのであれば、

積極的に副業に取り組んだ方がいい と、

トンビは思う。

 

その理由は3つある。

 

◇ 1つ目は、シニアの場合は

    何といっても副業をやっていくことで

 

「定年後の働き方の選択肢がぐんと増える」

 

   ということだ。

 

これはどんな副業かによっても異なるが、

副業が定年後はそのまま本業に

変わるということも起こり得る。

 

少なくとも定年後の会社による再雇用という

パターン化された働き方よりも

ずっと生き生きと働けるのは間違いない。

 

◇ 2つ目の理由は、

 

  「副業は自分の好きなことができる」

 

会社の仕事はある意味、義務感を伴うが、

副業は違う。

 

例えば、自分の趣味を生かして

仕事をしてみてはいかがだろうか。

 

そういうことができないかどうかを

考えてみるだけでも楽しいと思う。

 

◇ 3つ目は、副業の結果として

    会社の外に今までにはない

 

「新しい人脈ができる」ということだ。

 

仮に副業がそれほどうまくいかなくても、

通じて知りえた人脈が新しい仕事につながる

ということも十分あり得る。

 

◇ 以上の3つの理由によりトンビは

    サラリーマンの現役時代から

     副業をすることに 大いに賛成なのだ。

 

やらないと損、といってもいいかもしれない。

 

ややもすると、本来業務に振り回されて、

そういったことを考える時間さえを持つことが

できないかもしれないが、

 

そこは、将来のため、自分のため、家族のため、

と思えば、必ずや確保できるものである。

 

そして副業はとにかく、

 

「自分のやりたいことをやる」

 

これに尽きるといっていい。

 

会社にいつまでも頼ってばかりいてはダメだ。

 

会社に100%依存してしまうと、遅かれ早かれ

いずれ「終わった人」になってしまうのである。

 

そうならないためにも

早めに自分の好きな仕事を見つけ、

 

そしてそれがセカンドライフにつながれば

豊かな老後を迎えることができるはずだ。

 

これを機会に、積極的に副業を考えてみては

どうだろうか。

 

今日一日の人生を大切に!

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