ペットは人間よりも大切な家族の一員 ② vol.253

 

◇ ペット関連の相談は増えている。

    中でも多いのは

 

   死んだペットの

      火葬はどうしたらよいか?

 

    そして死んだペットの

   遺骨の埋葬はどうしたらよいか?

 

 という問い合わせ。

 

死んだペットは法律上は物と同じ扱いなので、

人間のように火葬しなければならないとか、

 

墓地に埋葬しなければならない、

 

といった決まりはない。

 

トンビは小学生の飼っていた犬が死んだ時、

そのまま庭に埋めていた経験がある。

 

だが、今では火葬してお墓に入れるなど

手厚く供養したいという人が増えている。

 

◇ ペットの火葬は自治体で対応が異なる。

 

火葬場があればそこで火葬してくれる

ところもあるが、なければ通常の焼却炉で

ほかと一緒に燃やすことが多いという。

 

飼い主によっては民間の業者に

頼むケースもあるようだ。

 

 

◇ お墓については、以前から

    ペット専用の霊園はあったが、

 

   人間と同じお墓にペットを入れる

   という発想はあまりなかった。

 

しかし最近では同じお墓に入れたいと

考える飼い主や家族が増えた。

 

霊園の中には使用規則によって

人以外の遺骨を入れることを

禁止しているところもあるが、

 

ニーズに合わせて人とペットが

一緒に入ることができるお墓も目立ってきた。

 

ペットのお墓・霊園事業を営む大野屋では、

03年に東京の霊園でペットと一緒に入る

「ウィズペット」と名付けたお墓を始め、

今では国内5カ所で展開している。

 

永代供養墓や樹木葬でもペットと

一緒に入るお墓が出ている。

 

また、遺骨をミニ骨つぼなどに入れて

身近な場所に置く手元供養品の

バリエーションも豊富だ。

 

ペットの終活というと愛犬や愛猫などの

葬儀やお墓を連想する人が多いが、

一方で気になるのは飼い主の高齢化に伴って

ペットの世話ができなくなった場合の対応だ。

 

◇ 高齢夫婦や高齢のおひとりさまが

    ペットを飼っているケースは多い。

 

全国犬猫飼育実態調査では

「あったらいいと思う飼育サービス」について、

 

「高齢で飼育不可能な場合の

             受入施設提供サービス」

 

「飼育が継続不可能な場合の

             引き取り手斡旋サービス」

 

などが上位に入った。

 

高齢の飼い主の不安を映しているようだ。

 

かわいがっていたペットを

飼い続けられなくなった場合、

どうしたらよいのか。

 

まずは自分で引き取ってくれる

人や施設などを探すのが基本だろう。

 

施設は保護施設や老犬ホーム・老猫ホーム

などが候補だろうか。

 

ペットが家族と同様な存在になった

というよりも

 

それをすでに飛び越え、

 

家族よりも大切な存在になっているようだ。

 

とうとうここまで来てしまったのか……

 

現代版「生類憐みの令」

発布されているのだろうか。

                                         完

 

今日一日の人生を大切に!

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