商品に新しい価値を吹き込む ⑤   vol.246

 

◇ この「情報デザイン」のポイントは、

 

     店主が、お客さんが価値だと感じる要素を、

     ワインやコーヒーの中から掘り起こして

     語ったことになる。

 

「こんなことよく思いつくなあ」

 

感心する方がいるかもしれませんが、

思いつくのではない。

 

このワインやコーヒーは、

もともとこういう要素を持っており、

 

それを考えに考え、掘り起こし、

あの文書になったのだ。

 

ここは重要なポイントだ。

 

◇ 最も大切なことは、

    価値につながる要素の

 

「概念化」「言語化」

 

チラシを作ることは、

単なる「チラシ作り」ではない。

 

お客さんから見た価値、

お客さんが価値と思う要素を

どのように概念化・言語化して伝えるかという、

大切な取組ということになる。

 

単に「チラシを作る」「DMを作る」

「POPを作る」ではなく、

 

概念化・言語化の重要なプロセスを

やっているという意識。

 

この点が抜け落ちると意味がない。

 

◇ セールスのテクニックを高めるとか、

 

    スキルアップするとか、

 

   新しいセールスツールを導入するとか、

 

   目新しい販促手段に変える

   といった問題ではないのだ。

 

お客さまを動機づけて

「買いたい!」

のスイッチを押す一番のカギは、

 

「商品の価値を概念化・言語化すること」

 

売れない最大の原因は、

お客さんに価値が伝わっていないこと。

 

そして伝わらない最大の原因は、

この概念化・言語化がなされていないこと。

 

お客さんの頭の中に価値が創造されない。

 

だから買ってもらえないという構図になる。

 

「商品に価値が足りなかった」

  ということではなく、

 

価値を見出せなかったということ。

 

商品価値要素を引き出しさえすれば、

売れない商品も売れていくのではないか

ということになる。

 

つまり、

既存の商品を売れるようにするためには、

 

その商品から価値要素を

掘り起こさなければならない。

                                           つづく

 

<今日の名言>

無理に強いられた学習というものは、

何ひとつ魂のなかに残りはしない。

             プラトン

 

*学習は無理にするものではありません。

   しかし何もしないと人間であることの

   意味さえなくなってしまいます。 

   できれば次につながるようなものを

   遺していきましょう。

 

今日一日の人生を大切に!

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