◇ ありもしない前提を相手に伝えた
うえで、相手の判断を自分の思い通りに
コントロールする「誤前提暗示」
と呼ばれる心理テクニックがあります。
これは、人がもっともらしい
前提や選択肢を与えられると、
それ以外の選択肢があるにも関わらず、
与えられた選択肢の中だけで
物事の判断を下してしまいやすい
という人間心理を応用しているのです。
◇ 「誤前提暗示」は、周りの同僚に
自分の仕事を手伝ってほしい
場合などにも応用できます。
「オレの仕事を手伝ってくれよ」
というふうに漠然とお願いするものではなく、
「この資料のコピーか、
テキストの入力をやってくれない?」
と手伝うことが当たり前のような
二者択一式の問いかけをするのです。
このようにふたつの選択肢を
封じ込めてしまうことを
「二分法の罠」 とも呼びます。
こうして、あなたが手伝ってほしい仕事を
相手が選ぶようコントロールするのです。
◇ また二者択一のお願いをするときは、
本当にお願いしたいことを
選択肢の最後に持ってくるとより
効果があるといわれています。
これは、人間心理では、
複数の事柄をリスト的に提示されると、
それぞれの記憶に差違が起こり、
終わりに近い事柄のことを
よりはっきりと記憶しているという
「系列位置効果」が
起こるとされているからです。
こういったテクニックを
知っている人と
まったく知らない人の間には、
歴然とした差が出るのは
否めません。
今日一日の人生を大切に!
スポンサードリンク
コメントを残す