京都お茶屋は「色を消し、色を生む」  vol.88

◇ お客様に満足してもらえる

     サービスを提供するには、

     ニーズに応えることが必要不可欠です。

 

     京都・宮川町のお茶屋「花傳(かでん)」の

     女将である武田伊久子さんは、

     かつて舞妓として多くのお客様と

     接した経験から、おもてなしの極意を

     端的に言い表しています。

 

   それは、

     「色を消し、色を生む」 こと。

 

     なんか、色気とか、色っぽい話と思いきや

     そうではありません。

 

     その意味は

 

  「自我や固定観念を消して白になり、

     相手の立場に立ってお客様の色に染まること」

 

      だと言います。

 

     ここで言う「色」とは、

     自分の固定概念や自我、余計な思い込みのこと。

     従って「色を消す」とは、

 

  「それらを一旦全部消して、

         自分が真っ白になること」

 

       今風に言えば、

   「キャラが立たないようにすること」

     その上で、お客様が持っている「色」、

     感じたい「色」を感じとって、

      それに寄り添う…………

 

        それが 「おもてなし」

 

◇ 仕事で関わりを持つ人は、

     性別や年齢、趣味嗜好など様々に違います。

 

     また、同じ相手であっても、

      その日の状況によって、

      感情に差があるものです。

 

      ひとりひとりに合ったサービスを

      提供するには、経験知やマニュアルを

      越えて相手に向かい合うことが必要でしょう。

 

      仕事をパターン化することなく、

      お客様が何を望んでいるのかを把握しながら、

     その場に応じた行動をとりたいものです。

 

*今日一日の人生を大切に!

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