アドラー心理学入門④   vol.1055

「大切なのは、

  何が与えられているかではなく、

  与えられたものをどう使うかである」

 

 何が与えられているかに

 注目するのではなく、

 

「与えらたものをどう使うか」に

 注目すること。

 

◇ あなたの不幸は、

  あなた自身が「選んだ」もの。

 

「なにが与えられているか」に

 執着しても現実が変わらない。

 

我々は交換可能な機械ではない。

 

我々に必要なのは

交換ではなく、更新なのだ。

 

いまのあなたが不幸なのは

自らの手で「不幸であること」

選んだからなのだ。

 

不幸の星の下に

生まれたからではない。

 

「誰ひとりとして

  悪を欲する人はいない」

 

 という言葉をご存じだろうか?

 

一般に、

『ソクラテスのパラドックス』

として知られる命題である。

 

いかなる犯罪者であれ、

悪事を働こうと思って

犯行に手を染める者などいない。

 

当人にとっては

「しかるべき理由」

あってのことであり、

 

言葉を変えるなら

「善」の遂行なのだ。

 

もちろん

道徳的な意味では善ではなく、

 

「自分のためになる」

 という意味での

 善ということになる。

 

◇この世界には、不正や犯罪など

 さまざまな悪行がはびこっている。

 

しかし、純粋な意味でも

「悪」を欲する者など、

ひとりもいない。

 

「不幸であること」

選んだだけなのだ。

 

あなたの人生の

どこかの段階で、

 

あなたが不幸な境遇に

生まれたからでも、

不幸な状況に陥ったからでもない。

 

「不幸であること」

ご自身にとっての「善」だと

判断したということになる。

         つづく

 

 

<今日の名言>

一度人気が落ちないと、

本当に良い仕事はできませんよ。

         萩本欽一

*明るいところばかりを歩いていると、
 暗いところを歩いている人には
 その人の気持ちはよくわからない。
 いろいろな経験が血肉化し、
 はじめて見えてくるものがある。

 

今日一日の人生を大切に!

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