アドラー心理学入門②   vol.1053

◇ アドラー心理学では、

  トラウマを明確に否定する。

 

 いかなる経験も、

 それ自体では成功の原因でも

 失敗の原因でもない。

 

われわれは自分の

経験によるショック、

 

いわゆるトラウマーに

苦しむのではなく、

 

経験の中から

目的にかなうものを見つけだす。

 

自分の経験によって

決定されるのではなく、

 

経験に与える意味によって

自らを決定するのである。

 

◇ アドラーが「経験それ自身」

    ではなく、

 

 「経験に与える意味」によって

  自分から決定する、と

 

  語っているところに

       注目してほしい。

 

◇ たとえば、

 幼いころに虐待を受けた

 といった出来事が、

 

 人間形成に及ぼす影響は

 ゼロだとはいえない。

 

 影響は強くある。

 

しかし大切なのは、

 

「それによってなにかが

 決定されるわけではない」とうこと。

 

われわれは過去の経験に

「どのような意味を与えるか」によって、

自らの生を決定している。

 

人生とは誰かに与えられるものではなく、

自ら選択するものであり、

 

自分がどう生きるかを選ぶのは

自分ということになる。

 

友達が、

 

「自分は両親に虐待を受けたから

 社会に適合できない」

 

と考えているのだとすれば、

 

彼のなかにそう考えたい「目的」

あるということになる。

 

たとえば「外に出ない」という目的。

 

彼が「目的」に沿った

行動をとっていることは間違いない。

 

われわれは皆、なにかしらの

「目的」に沿って生きている。

          つづく

 

<今日の名言>

自然とは祖先から譲り受けたものではない。

子孫から借りているものだ。

          六代目尾上菊五郎

 

*見方を変えることが大切です。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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