花自体ではなく花が咲くことが美しい    vol.230

 

◇ 人は咲き誇る花を愛でるが、

    植物が茎を伸ばし、葉を茂らせ、

    花を咲かせる過程を

    目にすることはほとんどない。

 

時間をかけ、じっと目を

凝らしつづけない限り、

それは見えないからだ。

 

その人が成し遂げたものや成果、

実際にやっている仕事は目に見えるが、

その過程や思いは、その人以外に

知られることはない。

 

その目に見えないもの、

働くことを支えるその人固有のものに

目を凝らし、耳を澄ますこと。

 

そして、それは生きるという

行為そのものであること。

 

つまり生きるということは

形や結果ではなく、過程なのであり、

現在進行形の物語なのだ。

 

花そのものが美しいのではない。

 

花が咲くということが美しいのだ。

 

<今日の名言>

 

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、

それは果実だと誰もが答えるだろう。

しかし実際には「種(タネ)」なのだ。    

                 フリードリヒ・ニーチェ

 

種の保存は生物の最大の目的。

あなたは、子孫を残して、

次につなげるだけでいいのです。

無駄な努力はできるだけしないように。

               

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください