分散により世界の組織は解体する ③  vol.950

◇ インターネットは、集中ではなく

  分散の方向 に機能する。

 

 大企業しかできないビジネスを

 中小企業ができるようになり、

 

最終的には個人のビジネスを可能にする。

 

もちろん、インターネットを

グローバリズムのツールとして

使うことも可能だ。

 

資金さえあれば、

いつでもどこでも世界中の企業から

部品や商品が調達可能になり、

世界中に販売できる。

 

◇ このグローバリズムを

  最も有効に活用したのが中国だった。

 

  世界の先進国に、低い生産コストと

  豊富な労働力を訴求し、

 

生産機能を中国に集中することが

最大効率を得るグローバルビジネスには

適していると説いた。

 

そして、中国は輸出が盛んになり、

外貨を獲得し、富を蓄積した。

 

安価な中国製品を輸入した国は、

商品市場の価格水準が下がり、

市場が収縮し、デフレスパイラルに陥った。

 

多くの企業が倒産し、

大量の失業者が発生した。

 

業績の悪化した企業価値が下がり、

買収が容易になった。

 

中国は輸出で稼いだ外貨で、

先進国の企業を次々と買収した。

 

更に豊富な資金を使って、

海外への浸透工作や情報操作を行い、

世界への影響力を高めた。

 

そこにコロナ禍が起きた!

 

  世界市場が停止し、

  輸出も止まった。

 

中国の最大の強みは,

最大の弱みに変わった。

 

そして、マスク外交や

香港政策の失敗で、

 

世界は中国に警戒の目を

向けるようになった。

 

その動きを拡大したのも、

インターネットである。

 

既存のマスコミによる情報操作も

インターネットが風穴を開けた。

 

人々はマスコミのフェイクニュースに

不信感を抱き、

 

新聞やテレビのニュースを

疑うようになった。

 

そして、ユーチューブやツイッターの

情報を重視するようになっている。

 

◇ そして、2020年の

  米国大統領選挙を通じて、

 

 海外からの不当な選挙工作や、

 浸透工作、スパイ行為等が

 次第に明らかになっている。

 

この動きは、

世界中に拡大することになるだろう。

 

米国だけが特別なのではなく、

日本にも同様の工作活動や嘘が存在する。

 

◇ 分散処理のインターネットは、

  巨大な組織を解体する。

 

 世界的な経済合理性の追求は、

 

 個人の幸せを阻害する

 という事実も明らかになる。

 

人々が幸せを追求するには、

分散と自立 が重要なのである。

 

リスクを分散すると同時に、

利益も分散する。

 

利益の分散は無駄なのではなく、

 

市場の安定と継続性、

 

つまりサスティナブルな経済に

分散 は必要なのである。

 

この分散こそが

これからの世界にとって

もっとも重要なことになるのである。

             完

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください