一歩一歩、急がば回れ    vol.879

もののふの 矢橋(やばせ)の船は 

速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋

 

これは室町時代の連歌師・宗長の歌。

 

「物事をなす時は、

 基本に従うことが近道となる」

 

という意味だ。

 

「急がば回れ」の語源となった

とされている。

 

矢橋は当時、

 琵琶湖の港町として栄えた都市で、

 

ここから船を渡すことが、

京都への近道とされていた。

 

しかし比叡山から吹き降ろされる突風で

船は転覆の危険性があったため、

 

徒歩で湖畔を回るほうが

確実なことから先の歌が詠まれた。

 

つまり、危険な近道を通るより、

遠くても安全な道が結局は早い、

ということになる。

 

我々の職場においても、

    急な仕事が入った時に、

 

  「どこかに近道はないか」と

   考えることがあるかもしれない。

 

焦る気持ちから基本を疎かにして

ミスが発生し、

 

結局、やり直しをすることになっては、

本末転倒だ。

 

日頃から、より早く、

より正確にすることを意識し、

 

今気づいたことを改善しながら、

一歩一歩、進んで行こう。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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