教養が身につく本    vol.796

本日は、教養を身につけるための

  ガイドブックとしても

  有用な一冊を紹介する。

 

『人生の教養が身につく名言集』
      出口治明・著 三笠書房

 

教養とは、人生を面白おかしく、

 そしてワクワクさせてくれる

  ツールである。

 

「自分の辞書」が1つ、

また1つと豊かになっていくことで、

自分の世界が広がっていく。

 

そしてそれはまた、

自分の「生きる選択肢」

人生を楽しむ選択肢」

増えていくことであり、

 

選択肢が増えれば、

人生の面白さや生きやすさが

まるで変わっていく。

 

今も残る古典作品の多くは、

その作者が左遷されているときに

書かれていたりする。

 

左遷されて時間があったからこそ、

優秀な彼らが十分な時間をとって、

後世に残るすばらしい作品が書けたわけだ。

 

「運がいい」というのは、

  フィンレイソンが指摘しているように、

 「適切なときに適切な場所にいる」こと。

 

人生は、ブーバーのいうように、

そのときどきの出合いによって

変化し続けていく。

 

そうした川の流れに身を任せる生き方が

一番すばらしいとトンビは思う。

 

変化を受け入れ、川の流れのままに

流されて生きていく。

 

なぜなら、人間の力では、

流れを変えることは難しいからだ。

 

風が吹いていないときは、

凧は揚がらない。

 

「うれしいことプラス100」が、

  「悲しいことマイナス100」で

   オフセットされるのではない。

 

 絶対値を足して200になる。

 

過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、

さらに不幸を招く近道だ。
(ウィリアム・シェイクスピア)

 

「相手の心に任せる」と、

  人生、意外にうまくいく。

 

いつ気づいてくれるのかも

わからない「他人」はあてにしない。

 

それよりも、天と地と自分が

「知っている」ということに満足する。

 

「この3つがあれば、

 十分じゃないか」と考える。

 

私が人生を知ったのは、

人と接したからではなく、

本と接したからだ。 
 (アナトール・フランス)

 

◇ 堅苦しい名著・名言の解説にとどまらず、

   それを処世の術にまで噛み砕いており、

    誰が読んでも楽しめる一冊だ。

 

 ぜひ読んでほしい。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください