11月の選挙でトランプ大統領の敗北は決定的 ① vol.809

11月の米大統領選挙までには

  まだ 4カ月 もあり、

    その間に何が起きるかわからないが、

 

現時点での各種調査を見る限り、

 

トランプ大統領が敗北し

 

民主党候補の

バイデン元副大統領が

勝利する  ことは、

 

ほぼ確定的である!

 

ニューヨーク・タイムズが

 シエナ大学と共同で

 6月に行った世論調査では、

 

バイデン支持は  50

トランプ支持の  36% 

 

と大差がついた。

 

これは、

トランプが大統領となってから

最も惨めな結果で、

 

彼が2期目を目指す戦いで

負け犬となることを示す

現時点での明確なサインである。

 

◇また英エコノミスト誌は、

 独自のモデルを立て毎日のように

 データを更新して選挙の行方を追っているが、

 

627日現在、

バイデンが勝利する確率は 91

トランプの勝利は 9 

 

である、と報じた。

 

このようにトランプ劣勢は明らかで、

 それはコロナウイルス対応の

 大混乱への失望に加えて、

 

「ブラック・ライブズ・マター

 =BLM(黒人の命を大切に)」デモへの

強硬姿勢への反発のためである。

 

4年前の選挙でラストベルトと

 呼ばれる北部工業地帯の

 白人労働者・低所得層の不満を

 爆発力に利用したトランプの流儀は、

 まだ通用するように見える。

 

ところが、

ニューヨーク・タイムズによれば、

 

代表的なラストベルトの州である

ミシガンはじめペンシルバニア、

ウィスコンシンで、

 

今回はバイデンが10ポイント以上の

差をつけて優位に立っている。

 

つまり、

 ヒスパニックの移民労働者が悪い

 中国の過剰輸出が悪いと

 

全てを他人のせいにして

悪口を言い立てたところで、

 

それで米国自身が蘇るわけではない

という当たり前のことが、

 

4年間かけて立証された

ということなのだろう。

 

◇それでトランプ大統領は、

 今度はBLMデモの裏に潜む

「過激派が悪い」と叫んだが、

 

彼の「誰かが悪い」一本槍の路線は

ますます袋小路に突き進んでしまった。

                                             つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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