台湾・蔡英文総統は隣のイケメンなんて怖くない ① vol.473

 

◇ 台湾の女性タレント張瑞竹が、

    蔡英文総統を侮辱するようなコメントを
    (ツァイ・インウェン、さい えいぶん)

   フェイスブックで投稿したことが

   話題になっている。

 

その内容はというと、

 

蔡総統は,見た目も残念、

スタイルも残念な女。

 彼女は毎日何もせず、

 ただ向かいに住んでいるイケメンに

 犯されると毎日叫んでいる。

 

というもの。

 

なかなか辛辣な内容だ。

 

◇ この中に出てくる

   「向かいに住んでいるイケメン」

   とは誰かというと、

 

なんと お隣の国の

「習近平」を指している。

 

習近平を暗示するなら、

「イケメン(帥哥)」ではなく

「アニキ(大哥)」だと思われるが…。

 

たぶん、投函した女性も

相当イケメン願望が強いのだろう。

 

◇ これに対して、蔡総統は

    自身のフェイスブックで反論している。

 

私は数千年来の華人社会において、

最初に民主的に選出された女性の総統です。

 

これにはとても大きな意義があり、

この事実は女性は性別で差別されることなく、

 

無限の可能性を秘めていることを

証明しています。

 

台湾の最初の女性総統として、

私はあらゆる挑戦を受けますが、

 

私は性別、見た目、スタイルといった

生まれ持ったもので能力を判断することには

意味がないし、主観的だし、

焦点がぼやけるだけだと思います。

 

台湾の総統が誰であれ、

中国からの脅しや威嚇に対して

我々台湾は絶対に屈しないということを、

大声で世界にアピールするべきです。

 

この点において、性別は関係ありません。

士気あるのみです。

 

◇ そもそも、今回の騒ぎを

    引き起こした張瑞竹というタレントは、

 

    どういう人物なのかを

    ちょっとご紹介しておこう。

 

台湾の新竹市出身の50歳、

2015年に中国の宝石商と結婚し

上海に住んでいる。

 

芸能活動は中国と台湾の両方で行っている

中堅タレントといったところだ。

 

◇ 台湾の芸能界は中国市場と

     強い結びつきがあるため、

 

中国で活動できなくなると

困る人も多くいる。

 

そのため、張瑞竹も含め、

中国で活動しているタレントは、

 

往々にして中国を刺激するような

発言をする台湾の政治家を嫌う傾向にある。

 

少し以前の話だが、

 

2015年、蔡英文が総統選挙で

当選するきっかけとなった騒動

「周子瑜謝罪事件」を起こした

台湾のタレント黄安も

中国在住の媚中派であった。

 

台湾人が中国で芸能活動をするには、

常に中国人であることを

求められるのかもしれない。

 

◇ しかし、蔡英文は

  そんなくだらないことでブレる人ではない。

 

彼女の批判を一蹴しただけでなく、

それと前後して、

 

蔡総統はCNNの独占インタビューや

ツイッターで、2020の総統選挙に

再出馬することを公言した。

 

民進党内の派閥も、

蔡派が主流となりつつあり、

 

民進党一丸となって蔡英文支援に動きそうだ。

 

それもあってか、

蔡氏は2020の総統選に向けて

「自信がある」とも述べている。  

                                 つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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