◇ ホンダを創業した本田宗一郎氏は、
一年間を振り返って
「会社に最も大きな損害を与えた人」
に社長賞が送られていたというのです。
何か新しいプロジェクトに挑んでみて、
志が遂げられなくて失敗してしまった。
それが最も大胆で、巨額だったものに、
社長自ら社長賞を与えていたというのです。
ここには、まさに本田宗一郎の
経営哲学 があります。
本田宗一郎氏の懐の深さを
感じ入る事柄でもあります。
◇ 危険を冒さない会社、何か新しいものに
挑戦しない会社は前進しないということです。
リスクを冒して、失敗を繰り返し、
そこではじめて何かができ、会社は一歩、
前進することができるのです。
◇ かつて、プロバスケットボール選手
マイケル・ジョーダンも
このように言っていました。
900回以上のシュートを外し、
300試合の勝負に敗れ、
勝敗を決める最後のシュートを任されて
26回も外した。
人生で何度も何度も失敗した。
それが成功の理由だ。
◇ 10のうち9失敗して
1成功する人間のほうが、
くよくよ考えて、1しか試さない人間よりは、
成功の確率が高まります。
10実行して9失敗する人間は、
いい方を変えれば、見方を変えれば、
「100実行したら、10 成功する人間」
なのです。
1しか試さない人間より、
こっちの方がトンビにはよっぽど偉く見えます。
◇「重大なコンプライアンス違反」についても
本田宗一郎氏が生きていたら、
彼は必ずこのように言います。
お前は、重大なコンプラ違反もしたが、
いままで こんなに大きな
いい仕事をしてきたじゃないか!
「重大なコンプラ違反」という
事象にのみにフォーカスするのではなく、
鳥瞰的な見方ができる人間、
これが真に懐の深い人間という
ことではないでしょうか。
本田のオヤジさんは、
まさにそういった経営者でした。
今日一日の人生を大切に!
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