営業マン必見!映画「ウルフ・オブ・ウオールストリート」から学ぶセールステクニック①  vol.42

   少し長くなるかもしれませんが、

   本日からシリーズでお伝えいたします。

 

◇ 映画「ウルフ・オブ・ウオールストリート」

一番印象に残っている場面は、

「俺にこのペンを買わせてみろ」

ディカプリオ演ずるジョーダンが

数人の男たちに言うシーンです。

 

そこにいた男たちが

「いかにそのペンが優れているか」を力説して、

そのペンを売ろうとします。

 

しかし、売ることはできません。

 

そして最後の一人が、

契約書にサインする状況を作りだします。

 

すかさず、その男が、

ジョーダンにペンを差し出すのです。

 

このタイミングで、この状況で

ペンを差し出します。

 

ペンを必要としない人に

ペンの良さをアピールする男たちとは違い

最後の男は、

「ペンがなくては困るという状況」

を作り出します。

 

これが、ジョーダンの

「ストレートライン・システム」

というセールスに関するノウハウ集です。

 

◇ 実際、ジョーダンは、

この「ストレートライン・システム」を駆使して、

26歳で年収49億円を達成しました。

 

特に彼が強調する「トナリティー(声の調子)」

の使い分けで、一瞬で信頼関係、

すなわち「ラポール」を築きます。

 

お客さまが心を開いている状態、

信頼しているとか、安心感のある

打ち解けた状態のことを「ラポール」といいます。

 

ラポールとはフランス語で「関係」という意味です。

 

会話に伴う、声のトーン、言葉の選び方、

姿勢、身体の動かし方、目の方向・・・・

すべてが言葉にならないメッセージとなります。

 

そしてそれらのメッセージが、

人を自ら動かしていくのです。

 

◇「星の王子様」で有名な

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは

「人を動かす」「人が動きたくなる」

違いを次のように述べています。

 

 船を造りたいのなら、

 男どもを森に集めたり、

 仕事を割り振ったり

 命令したりする必要はない。

    代わりに

広大で無限な海の存在を説けばいい。

 

◇ あなたがジョーダンの「言葉の魔術」を

 学ぶなら、このスキルは、営業という

 狭い枠の中だけではなく、

 人生のすべての領域に大きな変化を

 もたらすことになるかもしれません。

 

セールスとは、「人に何かを伝えることであり、

人をいかに動かすかという技術」に他なりません。

 

セールスを知ることは、人間を知ることであり、

人間を知ることは誰かを大切にすることの

始まりにもなります。

                                                           つづく

*今日一日の人生を大切に!

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